前節はATの西のゴールで勝点3を手にした鹿島。中5日と久々にミッドウィークに試合がない中で迎える今節は、アウェイで名古屋と対戦する。
名古屋は現在18位とJ2降格圏内に位置している。風間監督の下、攻撃スタイルを志向しているが19試合で20得点と、あまり結果に表れていないのが順位に大きく響いている。ただ、この夏場で中谷、丸山、金井、エドゥアルド・ネット、前田と5人もの新戦力を獲得。巻き返しを期して臨むと、前々節の仙台戦で第2節以来の勝利を挙げ、前節のG大阪戦では2点ビハインドをひっくり返し連勝を達成。今節の結果次第では、最下位脱出の可能性も出て来ている。
名古屋のスタイルは「自分たちがボールを持って攻撃する時間を長くする=守備に回る時間を減らす」というマインドの下、成り立っている。そのため、ビルドアップにはこだわりを見せるが、今季はそのビルドアップからジョーやガブリエル・シャビエルといった強力なアタッカー陣に「繋ぐ」過程で苦しむケースが多い。前節も前半はその場面で手詰まりになり、アタッカー陣が降りてきてボールを受けるという風に低い位置でのプレーを強いられて、そこを狙われてG大阪にボールを奪われていたが、後半に和泉と秋山というドリブルで運べる選手を投入してからは、彼らがビルドアップのボールを引き出し、前線に繋ぐ役を担うことで流れが変わり、逆転勝利に繋げていた。
現在の鹿島は、決して前線からプレスに行くチームではないだけに、重要なのはある程度ボールを持たれても、1.5列目でボランチをケアする選手が和泉や秋山のようなタスクを担った選手をどこまでフリーにさせないかという点だろう。彼らの動きを制限出来れば、名古屋に攻めあぐねさせることも可能なはずだ。
それでも相手にジョーやガブリエル・シャビエルがいることを考えれば、出来る限り撤退守備で守るシーンは減らしたいところ。逆に、鹿島がボールを持てれば、名古屋のゾーン守備はスライドや個々の対応に不安を抱えているため、そこを狙ったポジショナルプレーが有効になってくる。鹿島としては、どれだけ相手のボールを取り上げて攻撃機会を奪い、鹿島の攻撃機会を増やせるかが勝点3に大きく関わってくる試合になりそうだ。
明治安田生命J1リーグ 第21節
名古屋グランパス-鹿島アントラーズ
8月11日(土・祝) 18:00キックオフ
豊田スタジアム
試合情報(名古屋公式サイト)
スタジアムの天気
DAZN 放送予定
[鹿島の前節ハイライト]
[対戦相手の前節ハイライト]
[予想フォーメーション]
[予想スタメン]
<鹿島>(6位) ※■は累積警告
GK
21曽ヶ端準
DF
22西大伍■
5チョン・スンヒョン■
39犬飼智也■■
32安西幸輝
MF
4レオ・シルバ
20三竿健斗■■■
25遠藤康■■
6永木亮太■
FW
8土居聖真
9鈴木優磨■
SUB
GK29川俣慎一郎
DF2内田篤人■
DF28町田浩樹
MF18セルジーニョ
MF37名古新太郎
FW14金森健志
FW30安部裕葵■■
監督
大岩剛
欠場予想選手
GKクォン・スンテ(別メニュー調整中で欠場濃厚)
DF昌子源(左足関節捻挫で欠場濃厚)
MFレアンドロ(両側膝蓋靱帯損傷で欠場濃厚)
MF中村充孝(別メニュー調整中で欠場濃厚)
MF小笠原満男(累積警告で出場停止)
前節から2人変更予想。ボランチに三竿健、FWに土居がそれぞれ入る。特別指定の名古のベンチ入りが濃厚、新加入のセルジーニョのベンチ入りもあるか。
GK
22ランゲラック
DF
6宮原和也■
5新井一耀
17丸山祐市
31金井貢史■
MF
4小林裕紀
29和泉竜司
10ガブリエル・シャビエル■■■
25前田直輝
28玉田圭司
FW
7ジョー■■■
SUB
GK18渋谷飛翔
DF3櫛引一紀■■■
DF20中谷進之介■
MF14秋山陽介■
MF21八反田康平
MF32深堀隼平
FW11佐藤寿人
監督
風間八宏
欠場予想選手
DFホーシャ(ブラジルに帰国中で欠場濃厚)
MFエドゥアルド・ネット(鼠径部の痛みで出場微妙)
前節から2人変更予想。新井がCB、和泉がボランチに入る。
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