前節は2度リードを許しながらも、粘りを見せて追いついた鹿島。ただ、順位は13位と下がってしまっただけに、中3日で対戦する柏とのホームゲームになる今節は勝利という結果が欲しいところだ。

 柏は現在12位。昨季4位からの更なるステップアップを期したシーズンだったが、開幕から中々調子が上がらず、ACLもグループステージで敗退。下平前監督も解任され、現在はヘッドコーチから昇格した加藤望監督が指揮を執っている。ただ、中断明けも芳しくなく、天皇杯では山形に敗れると、前節もFC東京に0-1で公式戦連敗。さらに、中村航が試合中の接触による脳震盪で離脱すると、その後日の練習中には今井も脳震盪で離脱と、悪い流れが続いてしまっている状況である。

 柏の基本布陣は4-2-3-1と4-1-2-3。前節は前半は4-2-3-1だったが、後半は手塚投入と共に4-1-2-3に変わっていた。守備は夏場とメンバー構成を考慮してか、それほど前から追わずにゾーンディフェンスでブロックを作るスタイル、そして攻撃はポゼッションも出来るが、最大の武器はサイドに張った伊東、クリスティアーノ、江坂というスピードやパワーといった強力な武器を持ったアタッカー陣に素早くボールを預けて、そこからのショートカウンターで崩しにかかるシーンまで繋げる、ポジティブトランジションの速さだろう。サイドの突破力はもちろんだが、攻守において繋ぎ役になれるキム・ボギョンの存在、またビルドアップで起点となり、崩しの起点となるパスを供給できる手塚にも注意が必要だ。

 鹿島にとって注意しなければならないポイントは二つ。一つは、柏の時に形を変えながらボールを前進させてくるビルドアップに対して、どこに奪いどころを設定して守備をしていくのか、もう一つは鹿島のビルドアップの起点となる三竿健をケアされた時にCBがどう振る舞うのかにある。磐田戦ではこの二つのポイントへの対応が上手くいかなかったことが、後半に一時逆転を許してしまったことに繋がってしまった。逆に、この二つに対応することが出来れば、前節も見せたポジショナルプレーで柏のゾーンディフェンスの強度の緩さ、クロス対応のマズさという弱点を突き、ゴールを奪うことは十分可能なはずだ。中3日という状況で、チームの修正力が試される一戦になる。

明治安田生命J1リーグ 第17節
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズ柏レイソル柏レイソル
7月22日(日) 18:30キックオフ

県立カシマサッカースタジアム

試合情報(鹿島公式サイト)

スタジアムの天気
DAZN 放送予定

[鹿島の前節ハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]
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[予想スタメン]
<鹿島>(13位)は累積警告
GK
1クォン・スンテ

DF

22西大伍
39犬飼智也
3昌子源
32安西幸輝

MF

6永木亮太
20三竿健斗
13中村充孝
30安部裕葵
FW

8土居聖真
9鈴木優磨

SUB
GK21曽ヶ端準
DF2内田篤人
DF16山本脩斗
MF4レオ・シルバ
MF40小笠原満男
FW10金崎夢生
FW19山口一真
監督
大岩剛

欠場予想選手
MFレアンドロ(両側膝蓋靱帯損傷で欠場濃厚)
MF遠藤康(右足のかかとの打撲で出場微妙)

前節から2人変更。CBに昌子が復帰、遠藤が負傷交代した2列目には中村が入る。また、金崎とレオ・シルバが復帰して、ベンチ入りの可能性もありそうだ。

<柏>
(12位)は累積警告
GK
1桐畑和繁
DF
13小池龍太
2鎌田次郎
22パク・ジョンス
6高木利弥
MF
17手塚康平
7大谷秀和
15キム・ボギョン

FW

14伊東純也
9クリスティアーノ
10江坂任
SUB
GK16滝本晴彦
DF29中川創
DF39亀川諒史
MF8小泉慶
MF19中川寛斗
MF24宮本駿晃
FW11山崎亮平
監督

加藤望


欠場予想選手
GK中村航輔(脳震盪で欠場濃厚)
DF中山雄太(ケガで出場微妙)
DF今井智基(脳震盪で欠場濃厚)

前節から2人変更予想。4-1-2-3の布陣で、左SBに千葉から新加入の高木、アンカーに手塚を起用すると読んだ。ただ、亀川や小泉、細貝にもスタメンの可能性があり、連戦ということもありベンチ入り含めてメンバーは流動的だ。


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