前節は柏を相手に7年ぶりの6ゴールとゴールラッシュで大勝した鹿島。ここから中2日の連戦が続く厳しい日程だが、この勢いで駆け抜けたいところ。今節はアウェイでC大阪と対戦する。

 C大阪は鹿島と同じく消化試合が1試合少ないながらも、現在4位につけている。昨季、ルヴァン杯と天皇杯の2冠を達成したメンバーのほとんどが残留し、さらなる上積みを果たした今季、ACLこそグループステージで敗退となったものの、リーグ戦では連戦の中で勝点を積み上げて上位をキープしている。しかし、中断明けのリーグ戦2試合は勝ちがなく、前節の浦和戦も開始早々に先制しながら、後半にセットプレーから追いつかれてドローに終わっている。

 C大阪のベースは4-4-2の堅い守備ブロックだ。前節はFWに山村が入ったこともあり、前からプレスをかける場面もあったが、基本的にはブロックを作り、中盤はソウザや山口蛍、オスマルの強力なボール奪取力でボールを回収し、クロスに対してはマテイ・ヨニッチを中心とした高さとパワーを兼ね備える守備陣がことごとく跳ね返す、というスタイルになっている。鹿島としては単純にクロスを入れていくだけでは、相手の守備をこじ開けることは出来ないだろう。クロスを入れるにしてもSBがケアするニアや大外を使っていく、そして何より前節見せたようなハーフスペースにボールを入れていく形がどこまで作れるか、そうしたあたりがカギになってくるはずだ。

 また、この試合のポイントはもう一つある。それはC大阪のFWと鹿島のCBのマッチアップだ。C大阪は決して繋ぐことに長けたチームではないが、前線には杉本、山村、ヤン・ドンヒョンと起点になれる強力なFWを擁している。いくら守備ブロックを作って固めても、彼らのところで起点を作られてしまうと、そこから芋づる式に崩されてしまうのは明白だ。ゾーンで守る際の練度は引き続き課題としつつ、今節は昌子と犬飼、2人のCBの奮起にも期待したい。

 連戦が続くだけに両チームのメンバーも流動的になりそうだが、鹿島にとっては今節勝てば下位ではなく、上位を見据えてリーグ戦残り半分を戦うことが出来るだけに重要な一戦となる。ある程度誰が出ても戦える下地が整ったところを見せる時は今だ。

明治安田生命J1リーグ 第14節
セレッソ大阪セレッソ大阪
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズ
7月25日(水) 19:00キックオフ

ヤンマースタジアム長居

試合情報(C大阪公式ファンサイト)

スタジアムの天気
NHK-BS1 放送予定(19:00~)
DAZN 放送予定

[鹿島の前節ハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]
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[予想スタメン]
<鹿島>(10位)は累積警告
GK
1クォン・スンテ

DF

22西大伍
39犬飼智也
3昌子源
32安西幸輝

MF

6永木亮太
20三竿健斗
13中村充孝
30安部裕葵
FW

8土居聖真
9鈴木優磨

SUB
GK21曽ヶ端準
DF2内田篤人
DF16山本脩斗
MF4レオ・シルバ
MF36田中稔也
FW10金崎夢生
FW19山口一真
監督
大岩剛

欠場予想選手
MFレアンドロ(両側膝蓋靱帯損傷で欠場濃厚)
MF遠藤康(右足のかかとの打撲で出場微妙)

前節と同じスタメンを予想したが、入れ替えは十分に考えられる。右SBの内田、ボランチのレオ・シルバ、前線の金崎あたりはスタメンの可能性もありそうだ。

<C大阪>
(4位)は累積警告
GK
21キム・ジンヒョン
DF
2松田陸
22マテイ・ヨニッチ
23山下達也
14丸橋祐介
MF
11ソウザ
6山口蛍
7水沼宏太
13高木俊幸

FW

9杉本健勇
24山村和也
SUB
GK27丹野研太
DF16片山瑛一
MF10清武弘嗣
MF15木本恭生
MF17福満隆貴
MF26秋山大地
FW18ヤン・ドンヒョン
監督

尹晶煥


欠場予想選手
DF茂庭照幸(右大腿四頭筋筋損傷で欠場濃厚)
MF大山武蔵(肺血栓塞栓症で欠場濃厚)
MF西本雅崇(左足舟状骨骨挫傷で欠場濃厚)
FW柿谷曜一朗(右内転筋を痛めて欠場濃厚)

前節から2人変更予想。CBに山下、2列目に水沼が入る。ただ、さらにメンバーを入れ替えてくることも考えられ、ボランチのオスマル、2列目の清武、前線のヤン・ドンヒョンらのスタメン起用がありそうだ。


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