2017シーズン、鹿島アントラーズは公式戦50試合を戦い、リーグ戦では34試合で53ゴールが生まれた。その中から、個人的にベストゴールとベストゲームを3つずつ選ばせてもらった。
[ベストゴール]
<3位>
レアンドロ(第23節 清水戦 17分)
大岩監督が目指す、「中央からの崩し」の理想形のようなゴールだ。レアンドロがセンターライン付近まで受けに下がり、相手を引き付けたところから攻撃がスタート。フリーになった小笠原がスイッチの縦パスを入れると、そこから面白いように崩していった。こうして、中から崩せるようになったことが、今季の夏場の好調の一因だったのだろう。
<2位>
レアンドロ(第24節 C大阪戦 88分)
レアンドロ本人はホーム浦和戦のゴールを自身のベストゴールに挙げていたが、個人的にはこちらを推したい。1位と2位の直接対決という天王山の試合だったが、このゴールが生まれるまでレアンドロはことごとくカウンターの芽を潰すなど散々な出来。それでも、最後のワンチャンスでこの冷静さとシュート精度の高さは恐れ入る。大岩監督もシーズン終盤はこうしたレアンドロの「一発」に期待したからこそ、最後まで彼を代えなかったのだと思う。
<1位>
金崎夢生(第17節 柏戦 53分)
スタジアムの流れを変えた一発だった。首位柏との直接対決だったが、前半から押し込まれて先制を許すと、49分にはクォン・スンテが負傷交代と、流れとしては最悪だったが、この一発で一気にシーソーゲームと持って行った非常に大きな価値のあるゴールだった。中村航輔にしてはミスともいえるが、それでもあの位置からのシュートでゴールに結びつけたのは、まさしく「ゴラッソ」だ。
[ベストゲーム]
<3位>
第21節 神戸戦
エースの執念を見た一戦。前半から守備がハマらずに苦しみ、後半立ち上がりにはセットプレーから先制を許してしまう。それでも流れを変えたのはその対戦相手から熱心なオファーを受けていたエース、金崎夢生だった。前半から愚直に相手の裏を突き続けていると、まずは鈴木のクロスを中村が落としたところに、ダイレクトで流し込んで同点に追いつくと、終盤にはレアンドロのスルーパスに抜け出して逆転ゴールを流し込み、愚直に狙い続けたことがついに実を結んだ。「どうしても勝たないといけない理由があった」、そう試合後に語った背番号33の活躍で首位に浮上した一戦だった。
<2位>
第27節 G大阪戦
立ち上がりに一瞬のスキを突かれファン・ウィジョに先制点を許す難しい展開も、前半終了間際に金崎が蹴ったPKのこぼれ球をレアンドロが詰めて同点に追いつくと、後半はG大阪を自陣にくぎ付けにし攻め立てるがどうしてもあと1点が奪えない。それでも後半ATに永木の蹴ったCKに植田がニアに飛び込んで合わせると、28000人を超えるサポーターで埋まったカシマが揺れた。劇的な勝利だったのはもちろんだが、歓喜の輪の中心で咆哮するヒーローがまた一歩成長を遂げた瞬間でもあった。
<1位>
第24節 C大阪戦
今季の鹿島の地力を証明するような試合だった。天王山で迎えた一戦、試合は今やJリーグを代表するストライカーとなった杉本を中心とするC大阪に押し込まれ、攻撃でもマテイ・ヨニッチや山口、ソウザといった守備陣に抑え込まれる厳しい試合となった。それでも相手の攻撃をどうにか防ぐと、試合は徐々に鹿島の狙い通りにオープンな展開になっていく。そうして生まれたスキをついに仕留めたのが88分だった。この試合、ハードワークを続けていた金崎のクロスから、最後はレアンドロが針の穴を通すようなシュートを突き刺し、貴重な1点を奪い取ったこの試合を、個人的に選ぶ今季の鹿島のベストゲームとしたい。
タケゴラ@takegola⚡️ 「鹿島アントラーズ ゴール集」(作成者: @takegola)
2017/12/26 22:41:01
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