タケゴラ

鹿島アントラーズのことを書いています

カテゴリ:2013シーズンを振り返る > 2013シーズン通信簿

始動日までには終わらせるようにします!(汗)MFは3回に分けます。

5青木剛(31) B
成績:リーグ戦34試合出場2得点。ナビスコ杯7試合出場。天皇杯2試合出場。スル銀杯1試合出場。PSM水戸戦1試合出場。

今季は右SBを務めた試合もあったが、シーズンを通してCBでプレー。レギュラーを守り抜いた。チームとして失点は多かったが、青木本人は安定したパフォーマンスを見せ、30代に入りさらなる成長を見せている。積極的な守備や時折見せる大胆な持ち上がりはチームに欠かせない。課題はCBとしては物足りないフィジカルと視野の狭さか。ただ、フィジカルの課題は他の守備陣との連係で解消できるものである。来季は昌子ら若手の突き上げもあるが、まだまだポジションは譲れない。

6中田浩二(34) C
成績:リーグ戦25試合出場。ナビスコ杯6試合出場。天皇杯2試合出場。スル銀杯1試合出場。PSM水戸戦1試合出場。

今季は人材不足もあって左SBで1年を通してプレー。また大きなケガもなくシーズンを戦い抜いた。経験から導かれる読みによるカバーリングやコーチングなど、守備面での奮闘が目立った。また、2列目の選手への縦パスもミスがなく、安定していた。しかし、鹿島のSBらしいサイドを駆け上がる姿は見られず、一方通行になってしまう場面が多かった。また、スタミナ不足を露呈する場面も目立った。とはいえ、守備面でこの男の右に出る者はいない。来季はボランチなど他のポジションでも活躍が期待される。

10本山雅志(34) C
成績:リーグ戦24試合出場。ナビスコ杯7試合出場1得点。天皇杯3試合出場。PSM水戸戦1試合出場。

今季も流れを変えるジョーカーとしてのプレーが多く、ピッチに立てばかなりの確率で試合の流れを引き寄せていった。以前のような献身的な守備は運動量の問題から期待できなくなってしまったが、的確なポジション取りや、相手の急所を突いたスルーパス、高いキープ力を誇るドリブルはまだまだ錆びついていない。ただ本人は先発を希望しているが、先発で使うとスペースがなく長所が活かせないため、来季もジョーカーの役割を担わせた方がいいのではないか。

13中村充孝(23) D
成績:リーグ戦16試合出場3得点。ナビスコ杯6試合出場。天皇杯2試合出場。スル銀杯1試合出場。ベトナム遠征1試合出場1得点。

13番を背負ったことからもチームからの期待の大きさが窺えたが、結局最後までチームに完全にフィットすることが出来なかった。ドリブル、パス、シュートと持っているポテンシャルは高いのだが、人見知りな性格と視野の狭さが災いし、チームメイトとの連係が合わなかった。ただ、リーグ戦3ゴールのうち2ゴールが決勝ゴールと勝負強さは見せた。来季は他の2列目の選手との違いを見せ、攻撃の核としてプレーしたい。


16本田拓也(28) 鹿島:D 清水:B
成績:[鹿島]リーグ戦7試合出場。ナビスコ杯3試合出場。ベトナム遠征1試合出場。
     [清水]リーグ戦15試合出場。天皇杯3試合出場。

鹿島ではピッチに立てばソツのない動きを見せたが、小笠原と柴崎の壁を崩せず夏に清水に復帰した。清水では復帰後から即レギュラーでプレー。ケガや出場停止で欠場した試合を除けば、全試合にスタメン出場した。守備力こそ手術の影響もあり、以前のような守備範囲の広さとボールを刈り取るスライディングの威力は減少したが、鹿島で視野を広げたため、攻撃面が成長、特に得意のレーザービームに怖さが増した。終盤には、試合勘が戻りスタミナも戻ってきた。今後、鹿島の前に立ちはだかる嫌な相手となるだろう。

久々の通信簿です。

22西大伍(26) C
成績:リーグ戦29試合出場。ナビスコ杯8試合出場。天皇杯1試合出場。スル銀杯1試合出場。PSM水戸戦1試合出場。

今季もシーズン中盤までは不動の右SBとしてのレギュラーとして戦い続けたが、1対1の守備やカバーリングなどに課題があり、決して安定した出来ではなかった。また、攻撃面でも左SBの中田とのバランスを気にしてか、サイドを敵陣深くまで攻め上がることも少なかった。終盤には伊東にポジションを奪われるなど苦しいシーズン。来季は激しいポジション争いが待っているが、フィジカル面とビルドアップ能力の高さを武器にレギュラーの座を盤石にし、もっと得点に絡みたい所。

23植田直通(19) E
成績:ナビスコ杯2試合出場。天皇杯1試合出場。ベトナム遠征1試合出場。

「開幕スタメンを狙う」と宣言した逸材にとって、リーグ戦出場ゼロはあまりにも悔しい結果となった。高さや強さといった身体能力はプロでも十分通用したが、ポジショニングなど技術面での課題が多く、最終ラインの一角を担うにはあまりにも心もとなかった。とはいえ、シーズン終盤には監督の徹底指導のかいもあり、成長を感じさせるパフォーマンスが見られるようになった。岩政が抜ける来季、パワー系のCBは彼だけ。U-21代表での活動もあるが、まずはクラブでリーグ戦出場を果たし、レギュラー争いに加わりたい。

24伊東幸敏(20) C
成績:リーグ戦6試合出場。天皇杯2試合出場1得点。ベトナム遠征1試合出場。

今季開花したセレーゾチルドレンの1人。西の出場停止により、リーグFC東京戦(国立)でリーグ戦初出場を飾ると、スピードと運動量を活かした攻守において積極的なプレーを見せ、終盤戦はレギュラーに定着。飛躍の1年となった。しかし、クロス精度の低さや、守備においての軽さは課題。来季はレギュラー定着を目指すと共に、U-21代表にも絡んでいきたい。

26鈴木隆雅(19) E
成績:[鹿島]ベトナム遠征1試合出場。
     [千葉]J2リーグ戦2試合出場。天皇杯1試合出場。

身体能力の高さを活かしたスケールの大きいプレーが魅力の左SB。しかし、攻守両面で荒削りで課題が多く、鹿島ではレギュラー争いどころかベンチ入りもならなかった。そのため、夏に千葉に期限付き移籍。千葉に移籍直後も試合に絡めなかったが、練習でのアピールもあってかベンチ入りし、2試合に途中出場した。しかし、インパクトを残せずにいると、再び終盤戦はベンチ外となってしまった。来季は鹿島に復帰したが、再びレンタルの可能性もある。いずれにせよ、ポジションをつかむには長所を明確にして、アピールしていくことが必要か。

文章が長くなるのが嫌なので、DFとMFはいくつかに分ける予定です。

3岩政大樹(31) D
成績:リーグ戦18試合出場。ナビスコ杯5試合出場。天皇杯1試合出場。スル銀杯1試合出場。

今季は序盤からコンディションが上がらず、スピードで振り切られる場面が目立った。そして、リーグ川崎戦で惨敗を喫すると、カンフル剤的な意味を含めて山村にレギュラーを明け渡し、以降はベンチを温める日々が続いた。それでも、腐らずにトレーニングを重ねて若手の見本になったことやリーグC大阪戦での奮闘は評価に値する。今季限りで鹿島を去るが、まだまだ高さや強さは健在。新天地での活躍を祈る。

4山村和也(24) B
成績:リーグ戦24試合出場3得点。ナビスコ杯3試合出場。天皇杯3試合出場1得点。スル銀杯1試合出場。ベトナム遠征1試合出場。

今季大きく成長した選手の一人。ミスはあるが、もともとあったビルドアップの巧さに加え、身体能力の高さと勝利への執着心が見られるようになり、今では最終ラインの柱と言える存在になった。このままいけば、ブラジル後の代表入りも十分狙える。来季は、五輪代表でキャプテンを任された程のリーダーシップを発揮し、DFラインを統率していってほしい。

15昌子源(21) D
成績:リーグ戦4試合出場。ナビスコ杯1試合出場。PSM水戸戦1試合出場。ベトナム遠征1試合出場。

昨季の飛躍からレギュラー入りを狙った今季だが、PSMの水戸戦とナビスコ杯FC東京戦で、消極的なプレーからミスを連発。その後メンバー外の屈辱も味わうが、リーグFC東京戦でリーグ戦初先発を果たすと、ミスもありながら堂々としたプレーを披露。その後のベトナム遠征でも出色のパフォーマンスを見せる。しかし、中断期間中の練習で負傷し、長期離脱。そのままシーズンを終えてしまった。とはいえ、中断前のプレーが出来れば、レギュラー獲りも十分狙える。

17前野貴徳(25) C
成績:リーグ戦20試合出場。ナビスコ杯4試合出場。天皇杯1試合出場。スル銀杯1試合出場。ベトナム遠征1試合出場。

今季、愛媛から加入。積極的な攻撃参加と高い精度を誇る左足を武器に、一時レギュラーを奪いかけたが、守備時のポジショニングと判断力に難があり定着には至らなかった。特に判断力の点では、リスクを冒すべき所とそうでない所の使い分けが出来ておらず、失点に絡むシーンが見られた。しかし、その攻撃力がアクセントになるのも事実。来季は上記の課題に加え、2列目との連係に磨きをかけて、レギュラー定着を目指したい。

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