タケゴラ

鹿島アントラーズのことを書いています。「DEAR Magazine」、「ぐるたび」にも寄稿しています。

カテゴリ: プレビュー


 今までにないほどの追い込まれ方だ。リーグ戦では前節、川崎Fに0-3で完敗、今季初の連敗を喫してしまった。今のチームの構造的な弱点を突かれ、そこを改善するための策も現状では見えてこない。ただでさえネガティブな材料が多いにも関わらず、不運は重なるものだ。ケガ人があまりに多すぎる。長期離脱となっていたレオ・シルバと遠藤に加え、前節負傷してしまった町田までもがリタイア。さらに、このACLでの復帰を目指していた植田も間に合わず、おまけに西も負傷を抱えて今節の欠場が決まった。試合に出場している選手にもケガを抱える選手や疲労の色が濃い選手が多く、まさに満身創痍の状態だ。

 そんな中で迎えるのがアウェイでの広州恒大戦、というのが余計に状況の困難さを物語っている。あの圧倒的なアウェイの状況下で、強力な助っ人を擁した攻撃陣を迎え撃たなくてはならないのである。これまでにも難しい状況での試合は今季も経験しているが、おそらくシーズン通してもここまでの難しさはないだろう。勝つ難易度は相当に高い一戦である。

 今回の遠征にはブエノも外国人枠の関係で出場できないため帯同しておらず、本職のCBは昌子のみという陣容で臨むことになっている。前線は遠藤以外のメンバーは揃っており、また土居や金崎を前節はベンチスタートに置いているため、ある程度計算は出来そうだが、後ろはやりくりが求められる。CBの昌子のパートナーは三竿健のコンバートが有力だが、ボランチもレオ・シルバが不在のため、三竿健を起用すると小笠原のバックアップがいない状況である。こうしたことを考えると、ここまで公式戦の出場はおろかベンチ入りもないが、紅白戦などでCBもこなしている梅鉢をどこかで起用することも十分に考えられるだろう。

 広州恒大は2年前の対戦では、攻撃面の迫力は凄まじかったが、反面守備の脆さも顔を覗かせるようなチームだった。しかし、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督就任以降は、守備が安定してきており、強力助っ人たちも守備のタスクをこなすようになってきている。その結果、グループステージを負けなし、失点は6試合で5と安定した結果を残して勝ち上がってきた。ただ、以前に比べると個々の破壊力というよりは組織力で戦うチームになっているだけに、そちらの方が今の鹿島にとっては戦いやすいだろう。なにより、この状況ではあるがチームの士気は高い。ここでチャンスを貰った選手たちもそう簡単にやられることはないだろう。

 ホーム&アウェイの戦いを考えれば、この試合はドローでもOKの試合だろう。まず、大事なのはこの試合で勝負が決まってしまうような、展開をぶち壊した試合にはしないということだ。ただ、今節がアウェイということを考えれば、出来るだけアウェイゴールを稼いでおきたい試合でもある。前線のメンツはアジアの舞台でも個で十分通用するだけに、我慢の時間が長くなりそうだが、カウンターに移れば彼らを活かして相手ゴールに迫ることも狙い続けていきたい一戦だ。

 ピッチ内でもピッチ外でもここまで積み上げてきたものは間違いなくある。それを信じて、総力を尽くして挑む試合になりそうだ。

AFCチャンピオンズリーグ ラウンド16  第1戦
広州恒大image鹿島アントラーズ鹿島アントラーズ

5月23日(火) 21:00キックオフ ※日本時間
天河体育中心体育場


試合情報(鹿島公式サイト)
スタジアムの天気
日テレNEWS24 放送予定(20:45~)


[予想フォーメーション]
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[予想スタメン]
<鹿島>は累積警告
GK
1クォン・スンテ

DF
24伊東幸敏
20三竿健斗
3昌子源
16山本脩斗
MF
40小笠原満男
6永木亮太
11レアンドロ
8土居聖真
FW
7ペドロ・ジュニオール
33金崎夢生
SUB
GK21曽ヶ端準
DF15三竿雄斗
MF13中村充孝
MF26久保田和音
MF27梅鉢貴秀
FW9鈴木優磨
FW14金森健志
監督
石井正忠

欠場予想選手
DFブエノ(登録メンバー外で欠場)
DF町田浩樹(右膝前十字靭帯損傷で欠場)
MFレオ・シルバ(左膝半月板損傷で欠場)
MF遠藤康(左大腿二頭筋筋損傷で欠場)

川崎F戦から5人を入れ替えて臨みそうだ。右SBに伊東、CBには三竿健が入ることになる。2列目に土居、前線にはペドロと金崎の2人が復帰しそうだ。また、ベンチ入り予想以外では小田が今回帯同している。

<広州恒大>は累積警告
GK
19曾誠
DF
5張琳芃
3梅方
6馮瀟霆
35李学鵬
MF
10鄭智
8パウリーニョ
16黄博文
11リカルド・グラル
7アラン
FW

29郜林
SUB
GK32
劉殿座
DF12王上源
DF17劉健
DF25鄒正
MF2廖力生
MF27鄭龍
FW20于漢超

監督
ルイス・フェリペ・スコラーリ

欠場予想選手
なし

リーグ戦から中3日で臨むことになる。そのリーグ戦から2人を入れ替えて臨みそうだ。ボランチで主将の鄭智は出場停止明け。ピッチコンディションなどもあり、1トップにはパワーのある郜林の起用を予想。もしくはアランを1トップに回し、左SHにはスピードのある于漢超を起用する可能性もありそうだ。


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 ACLでは前節、蔚山の地で4-0と快勝。1試合を残して久々のラウンド16進出を決めた。今節はそのグループステージの最終戦。同じくラウンド16進出を決めているムアントンをホームに迎え撃つ。

 鹿島としては歯車が噛み合いだしているだけに、この流れを止めたくないところだ。しっかりとブロックを作った守備で相手にチャンスを作らせず、逆に相手のミスを突いてカウンターからチャンスを作り出す。なかなか得点という結果にこそ結びついていないものの、相手にボールは持たれても与えた決定機の数は少なく、実際この公式戦3連勝中で与えた失点はPKによる1失点のみ。守備の安定がチームの好調さを支えている。

 鹿島としては、この試合に勝てばグループ1位が決まるだけに、メンバーを大きく変えずに臨むことになりそうだ。その中で先発が予想される三竿雄には期待したい。開幕時こそレギュラー争いに加わっていたものの、以降はケガもあり試合出場のチャンスが中々巡ってこなかっただけに、ここでのアピールが求められるところだ。左利きのSBは彼1人だけということを考えても、彼を戦力として計算できるようになれば、チームとしての戦い方の幅も広がってくるだろう。

 ムアントンにはアウェイでの対戦では敗れている。その試合やW杯最終予選を見てもわかるように、個々の力で局面を打開できる選手がいるだけに、そうした個の力には気をつけたいところだ。特に彼らのそうした力が引き出されるオープンな展開を多く作り出されるのは避けたいところ。我慢比べから相手の隙を突きたい。

AFCチャンピオンズリーグ グループステージ グループE 第6節
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズimageムアントン・ユナイテッドFC

5月10日(水) 19:00キックオフ
県立カシマサッカースタジアム


試合情報(鹿島公式サイト)
スタジアムの天気
日テレNEWS24 放送予定(18:45~)


[予想フォーメーション]
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[予想スタメン]
<鹿島>は累積警告
GK
1クォン・スンテ

DF
22西大伍
5植田直通
3昌子源
15三竿雄斗
MF
6永木亮太
4レオ・シルバ
25遠藤康
8土居聖真
FW
7ペドロ・ジュニオール
9鈴木優磨
SUB
GK21曽ヶ端準
DF24伊東幸敏
DF28町田浩樹
MF11レアンドロ
MF20三竿健斗
MF40小笠原満男
FW14金森健志
監督
石井正忠

欠場予想選手
DF山本脩斗(別メニュー調整中で欠場濃厚)
DFブエノ(登録メンバー外で欠場)
MF中村充孝(別メニュー調整中で欠場濃厚)
MF金崎夢生(別メニュー調整中で欠場濃厚)
FW安部裕葵(U-20日本代表候補合宿で欠場)

浦和戦から2人入れ替えそうだ。西を右SBに戻し、左SBには三竿雄を起用。また、金崎を休ませて前線には鈴木を起用することになるだろう。





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 巡り合わせというものは憎らしいほどよく出来ているものだ。昨季CSの決勝の再現、首位攻防戦、GWのデーゲーム、舞台は整った。鹿島にとっては、今季ここまでの試合の中で間違いなく一番のビッグマッチになるだろう。決戦の舞台は、埼玉スタジアム2002だ。

 試行錯誤を経て、鹿島はここに来て徐々にチームが整ってきた。昨季の主力をベースにしながら、そこに新戦力を組み込んでいく作業がここ2試合は結果となって表れてきている。まだ、完全な状態とは言えないが、その新戦力たちのパフォーマンスも上がってきており、さらに頼れるベテランや飛躍を期す若手も控えている。このビッグマッチに向けて戦える状態は出来てきたと言えるだろう。

 ただ、対戦するのは浦和レッズ。言うまでもなく強敵だ。このところの公式戦2試合には勝利しているものの、流動的なコンビネーションから何度もピンチを作られ、失点を喫してきた。さらに、今季はラファエル・シルバという新戦力が加入。抜群のスピードを持ち、さらにシンプルに味方を使うことも出来るこのストライカーの加入によって、浦和の攻撃陣にはさらに磨きがかかっていると言えるだろう。

 鹿島としては、まず中央を崩されるのはなんとしても避けたいところだ。まず、相手の選択肢をサイドに向け、攻撃の経路を限定した上で、ボールを奪いたいところだ。今の鹿島なら先制されても、粘り強く戦って逆転するだけの力は備えているが、連戦続きの中であまり余計なパワーは使いたくないところ。特に試合の入りには気をつけたいところだ。一方、攻撃面では浦和の守備陣に数的有利を作られたくないところ。浦和の守備陣と鹿島の攻撃陣なら決して個々の力では負けていない、むしろ勝てる部分も多いだけに、出来る限り相手の3バックをピン止めして、相手のWBと1対1の状況を作り出して、そこからチャンスを窺いたいところだ。昨季CS決勝での金崎の2ゴールはいずれもその形から生まれたもの。再現を狙いたいところだ。

 負傷を抱えるメンバーもいるが、どうやらこの試合はほぼ現状のベストメンバーで戦えそうだ。まだリーグ戦の1/3も経過していないとはいえ、この一戦の影響度は良くも悪くも大きいだろう。この大一番に必要なのは勝つこと、ただそれだけだ。

明治安田生命J1リーグ 第10節
浦和レッズ浦和レッズ鹿島アントラーズ鹿島アントラーズ

5月4日(木・祝) 14:00キックオフ
埼玉スタジアム2002


試合情報(浦和公式サイト)
スタジアムの天気
NHK総合 放送予定(13:50~)
DAZN 放送予定(13:50~)

ニッポン放送 放送予定(14:00~)

[鹿島の前節ハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]
myboard

[予想スタメン]
<鹿島>(3位) ※は累積警告
GK
1クォン・スンテ
DF
22西大伍
5植田直通
3昌子源
16山本脩斗
MF
4レオ・シルバ
6永木亮太
25遠藤康
8土居聖真
FW
7ペドロ・ジュニオール
33金崎夢生

SUB
GK21曽ヶ端準
DF15三竿雄斗
MF11レアンドロ
MF20三竿健斗
MF40小笠原満男
FW9鈴木優磨
FW14金森健志
監督
石井正忠

欠場予想選手
MF中村充孝(右太もも裏を痛めて欠場濃厚)

前節と同じスタメン予想だが、山本と金崎が負傷を抱えているため万が一の場合は欠場する可能性がある。代役となるのは、左SBが三竿雄、FWが鈴木となるだろう。

<浦和>(1位) ※は累積警告
GK
1西川周作
DF
46森脇良太
4那須大亮
5槙野智章
MF
22阿部勇樹
16青木拓矢
24関根貴大
3宇賀神友弥
9武藤雄樹
30興梠慎三
FW

8ラファエル・シルバ
SUB
GK25榎本哲也
DF17田村友
MF15長澤和輝
MF18駒井善成
MF39矢島慎也
FW20李忠成
FW21ズラタン
監督
ペトロヴィッチ

欠場予想選手
DF遠藤航(左足首捻挫で欠場濃厚)
MF柏木陽介(右太もも打撲で欠場濃厚)

遠藤と柏木がケガで今節は欠場が濃厚。代わりにCBに那須、ボランチに青木か駒井が入りそうだ。




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