前節はホームで神戸を相手に後半追いついたものの、引き分けに終わった鹿島。14位と順位を下げ、厳しい戦いが続く中、今節は中2日でアウェイに乗り込み横浜FMと対戦する。
横浜FMは現在15位とこちらも同じく厳しい戦いとなっている。今季から元オーストラリア代表監督のアンジェ・ポステコグルー監督が就任。彼の標榜するハイラインハイプレスのサッカーを取り入れ、チームは確実に変化を見せているが、なかなか結果に結びついていないのが現状。ここ5試合勝ちがなく、前々節は湘南と打ち合いを演じたが4-4のドロー、前節は札幌相手に逆転負けを喫している。特にここ5試合で敗れている3試合はすべて逆転負け、とチームにとっては嫌な雰囲気が流れてしまっている。
ハイラインハイプレスの目的は、たとえボールを失っても、素早く取り返して自分たちがボールを握る時間を長くすることにある。そのため、今季の横浜FMはポゼッション志向の強いチームとなっている。今節も鹿島の2トップに対して、横浜FMはCBにGKかアンカーの1枚を加えた3枚で数的優位を作ってボールを前進させ、サイドから個々の突破で崩して、そこからのクロスでゴールを狙ってくるだろう。ここで鹿島にとって一番大事なのは、サイドからの突破を許さないことだ。今の鹿島は相手に余程のクオリティーがない限り、そう簡単に中央から崩されることはないだけに、ボールを運ばれてもサイドでしっかり止めることが出来れば、相手の脅威を確実に減少させることが出来るだろう。
そして、攻撃ではハイラインの裏、特にサイドのスペースを有効に使いたい。単調な裏へのボールの放り込みは相手も予測できるだけに対処がしやすいが、今の鹿島は2列目に起点になれる選手を配置しているだけに、彼らに裏を狙わせて起点を作らせ、そこからの質的優位で押し込んでいければ、チャンスも作りやすくなってくるだろう。
前節で内容の改善が見られただけにチームにそこまでの悲壮感はないが、今季は未だ3勝で、降格圏とは勝点差が4しかないのも事実。これ以上の足踏みは、この先残留争いに巻き込まれる危険性も孕んでいるだけに、今節は結果にこだわり勝点3を手に入れたい。
明治安田生命J1リーグ 第11節
横浜F・マリノス-鹿島アントラーズ
4月28日(土) 19:00キックオフ
日産スタジアム
試合情報(横浜FM公式サイト)
スタジアムの天気
NHK-BS1 放送予定(19:00~)
DAZN 放送予定
[鹿島の前節ハイライト]
[対戦相手の前節ハイライト]
[予想フォーメーション]
[予想スタメン]
<鹿島>(14位) ※■は累積警告
GK
1クォン・スンテ
DF
2内田篤人■
5植田直通
39犬飼智也
32安西幸輝
MF
4レオ・シルバ
20三竿健斗■■
25遠藤康
9鈴木優磨■
FW
7ペドロ・ジュニオール
10金崎夢生■■■
SUB
GK21曽ヶ端準
DF3昌子源■
DF22西大伍
DF24伊東幸敏
MF6永木亮太■
MF40小笠原満男■
FW19山口一真
監督
大岩剛
欠場予想選手
DF山本脩斗(左膝後十字靭帯損傷で欠場濃厚)
DF町田浩樹(膝を痛めて欠場濃厚)
MF土居聖真(右太もも裏の張りで欠場濃厚)
MFレアンドロ(別メニュー調整中で欠場濃厚)
FW安部裕葵(第二腰椎横突起骨折で欠場濃厚)
前節から2人変更。左SBに安西、前線にペドロ・ジュニオールが入る。CBは犬飼が継続して起用、またベンチにはルーキーの山口が入る。
GK
21飯倉大樹
DF
27松原健■■■
22中澤佑二■
2ミロシュ・デゲネク■■■
23下平匠
MF
6扇原貴宏■
8中町公祐■
14天野純■■
FW
19仲川輝人
7ウーゴ・ヴィエイラ■■
25ユン・イルロク
SUB
GK31杉本大地
DF13金井貢史
DF24山中亮輔■
MF11遠藤渓太
MF35吉尾海夏
FW9大津祐樹■
FW16伊藤翔
監督
アンジェ・ポステコグルー
欠場予想選手
MFオリヴィエ・ブマル(左膝を痛めて出場微妙)
前節から3人変更の予想。CBにミロシュ・デゲネク、左SBに下平、インサイドに中町が起用されると読んだ。布陣も4-1-2-3の予想だが、扇原と中町をボランチにした4-2-1-3の可能性も。
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