タケゴラ

鹿島アントラーズのことを書いています

2017/07


 中断明け最初のリーグ戦、鹿島はホームに甲府を迎え撃つ。

 甲府は現在14位、9試合勝利なし、5試合ゴールなしと苦戦が続いているが、失点は19と鹿島と同じ数字を残しており、堅守は健在だ。今節はさらに今季導入している5-3-2から5-4-1の布陣変更の可能性があり、そうなればますます鹿島としては崩すのが難しくなってくるだろう。このところの鹿島は個の力で強引に切り崩しての得点も多いが、多くのチャンスを作り出すには構造的に相手の守備を崩す形が欲しいところ。出来るだけ相手のDFラインを押し下げることによって、セカンドボールの回収率を増やし、また中盤の守備ブロックを剥がすことが出来れば、好調の攻撃陣に良い形でボールを預けることが出来るだろう。

 攻撃機会を増やすためには、こちらの守備機会を減らさなくてはならない。甲府はドゥドゥやウイルソンといった外国人選手にフィニッシュを託す形が基本だが、その形が今季はカウンターだけではなく、ポゼッションの形も持ち合わせている。カウンターやロングボールは相手のSBの所が狙い目なだけにそこはもちろん警戒したいところだが、ポゼッションも制限したいところ。鹿島の2トップに対して3バック、さらにはGKも加えて数的有利を作ってビルドアップしてくるだけに、鹿島としてはいかにその数的不利を克服できるかがポイントになりそうだ。

 中断前からブラジル人選手を中心に調子を上げてきた選手が何人もいたが、ここに来て鈴木や安部といったジョーカー役になれる選手の調子が上がってきたのもプラス材料。そうした選手たちを上手くチームに組み込んで、後半戦のスタートダッシュを切りたい。
 
明治安田生命J1リーグ 第19節
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズヴァンフォーレ甲府ヴァンフォーレ甲府

7月29日(土) 18:30キックオフ
県立カシマサッカースタジアム


試合情報(鹿島公式サイト)
スタジアムの天気
DAZN 放送予定(18:20~)


[鹿島の前節ハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]
myboard

[予想スタメン]
<鹿島>(2位) ※は累積警告
GK
21曽ヶ端準
DF
22西大伍
5植田直通
3昌子源
16山本脩斗
MF
4レオ・シルバ
20三竿健斗
11レアンドロ
13中村充孝
FW

7ペドロ・ジュニオール
33金崎夢生
SUB
GK29川俣慎一郎
DF24伊東幸敏
MF8土居聖真
MF25遠藤康
MF40小笠原満男
FW9鈴木優磨
FW30安部裕葵
監督
大岩剛

欠場予想選手
GKクォン・スンテ(左母指MP関節脱臼で欠場濃厚)
DF町田浩樹(右膝前十字靭帯損傷で欠場濃厚)
MF永木亮太(別メニュー調整中で欠場濃厚)

セビージャ戦から1人変更。西が右SBに回り、山本が左SBに入る。セビージャ戦で活躍した安部もベンチ入りしそうだ。

<甲府>(14位) ※は累積警告
GK
23岡大生
DF
5新里亮
4山本英臣
6エデル・リマ■■
MF
15兵働昭弘
8新井涼平■■
16松橋優
27阿部翔平
11堀米勇輝
14田中佑昌
FW

10ドゥドゥ
SUB
GK1河田晃兵
DF3畑尾大翔
MF21オリヴァー・ボザニッチ
MF28橋爪勇樹
MF40小椋祥平
FW9ウイルソン
FW13河本明人

監督
吉田達磨

欠場予想選手
MF黒木聖仁(左膝外側半月板損傷で欠場濃厚)
FW森晃太(右膝前十字靭帯損傷で欠場濃厚)
FWジュニオール・バホス(左足の肉離れで欠場濃厚)


布陣を5-4-1に変更。兵働と新井のダブルボランチ、堀米と田中の2シャドーとなりそうだ。ウイルソンはシャドーで先発の可能性もあるが、ベンチスタートが濃厚。



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 天皇杯から1週間強の中断を挟み、鹿島はこのサマーブレイク期間中にスペインのセビージャとの親善試合に臨む。

 セビージャは昨季リーガで4位。EL3連覇を果たしたスペインでも強豪と言えるチームの一つだ。決して個々のレベルが図抜けているチームではないものの、ポゼッションに代表される戦術の深さとその浸透度は世界でもトップクラスのチームだ。セビージャはこの試合を前に、C大阪とも親善試合をこなしているが、その時はJ1で首位を走るC大阪にレベルの差を見せつけて3-1と完勝している。

 セビージャの戦術の肝はポゼッションだ。ボールをできるだけ自分たちが保有することによって、攻撃の時間を増やし、守備の時間を減らす。この狙いを遂行するための動きが選手たちには染みついている。攻撃では必ず数的有利を作り出し、相手に奪いどころを絞らせないまま、ゴールに迫る。守備では前線からプレスをかけて、高い位置でボールを奪い返す。言ってみれば当たり前のことなのだが、これを極めて高いレベルで実践しているのがセビージャというチームなのだ。

 鹿島にとっては、セビージャのようなチームは一番苦手としているチームだ。だからこそ、今回の試合は鹿島にとって最高のレッスンとなるだろう。彼らの戦術を肌で感じ、そしてその戦術を打ち破る。これが出来れば、チームはまた一歩ステップを進めることができるだろう。ポイントとしては、相手のポゼッションをいかに抑えられるか。激しい寄せで相手の自由を封じ、特にパスの供給源となっているアンカーのヌゾンジを封じることができれば、流れは確実に傾いてくるだろう。また、相手のハイプレスをいかにかいくぐれるか。CBのところでは数的有利が作れるはずなだけに、いかに彼らが勇気を持ってボールを前進させられるかがカギになってくるだろう。C大阪戦を見る限り、セビージャはクロスに対して大外の相手選手をフリーにする傾向が見られただけに、狙いどころにしたいところだ。

 昨季のCWCでは世界の個々のレベルの高さを感じることができた。今回は世界のチームとしてのレベルの高さを感じることができるまたとない機会。結果はもちろん、多くの学びを得られる実りある試合にしたい。
 
明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズimageセビージャFC

7月22日(土) 18:00キックオフ
県立カシマサッカースタジアム


試合情報(鹿島公式サイト)
スタジアムの天気
DAZN 放送予定(17:50~)
AbemaTV 放送予定(17:40~)
ニコニコ生放送 放送予定(17:50~)
360Channel 放送予定(18:03~)
Jリーグ公式Facebook 放送予定(17:50~)


※その他、Jリーグ公式Youtube、公式LINE(LINE LIVE)でも生中継あり

[鹿島の前節ハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]
myboard

[予想スタメン]
<鹿島>
GK
21曽ヶ端準
DF
24伊東幸敏
5植田直通
3昌子源
22西大伍
MF
4レオ・シルバ
20三竿健斗
11レアンドロ
13中村充孝
FW

7ペドロ・ジュニオール
33金崎夢生
SUB
GK29川俣慎一郎
DF15三竿雄斗
DF16山本脩斗
DF23小田逸稀
MF6永木亮太
MF8土居聖真
MF25遠藤康
MF26久保田和音
MF27梅鉢貴秀
MF36田中稔也

MF40小笠原満男
FW9鈴木優磨
FW14金森健志
FW30安部裕葵
監督
大岩剛

欠場予想選手
GKクォン・スンテ(左母指MP関節脱臼で欠場濃厚)
MF永木亮太(別メニュー調整中で出場微妙)
DF町田浩樹(右膝前十字靭帯損傷で欠場濃厚)

ほぼベストメンバーで挑む。右SBには伊東を起用し、西が左に回る。CBは植田が復帰し、三竿健は本職であるボランチに入る。

<セビージャ>
GK
1セルヒオ・リコ
DF
24ガブリエル・メルカド
21ニコラス・パレハ
6ダニエウ・カリーソ
18セルヒオ・エスクデロ
MF
15ステヘン・ヌゾンジ
7ミカエル・クローン・デーリ
22フランコ・バスケス
FW

14ワルテル・モントーヤ
12ウィサム・ベンエデル
17パブロ・サラビア
SUB
GK13ダビド・ソリア
GK25フアン・ソリアーノ
GK29ホセ・アントニオ・カロ
DF2セバスティアン・コルシア
DF5クレマン・ラングレ
DF34マトス・ガルシア
MF8ギド・ピサーロ
MF10エベル・バネガ
MF11ホアキン・コレア
MF19ガンソ
MF28ボルハ・ラソ
MF35ヤン・エテキ
FW9ルイス・ムリエル
FW30カルロス・フェルナンデス
FW31アレハンドロ・ポソ
FWノリート

監督
エドゥアルド・ベリッソ


欠場予想選手
なし

C大阪戦と同じスタメンを予想したが、右SBにコルシア、CBにラングレ、インサイドにバネガ、トップにムリエルが入る可能性もあり、またシステムも4-2-3-1を採用してくる可能性もある。



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 サマーブレイク前最後の試合、鹿島は中3日で山形に乗り込んで天皇杯3回戦を戦う。

 対戦相手の山形は現在J2で3連敗中。前節の山口戦も立ち上がりこそペースを握っていた部分もあったが、徐々にペースダウンすると前半に失点。巻き返しを期した後半もミスから追加点を奪われそのまま敗戦。アウェイでの戦いから中2日で今節を迎えるが、なんとか浮上のきっかけを掴みたいところだろう。

 山形の基本布陣は3-4-2-1。攻撃ではハイプレスからのショートカウンターが基本であり、そうでなければ前線の選手に当てたり、DFラインの裏を突いたロングボールといった前線の選手の質的優位を活かした攻撃を狙ってくる。一方、守備の形は5-2-3が基本。プレスがハマらない時は5-4-1に変えてくるが、鹿島としてはこの中盤2枚のボランチが埋めきれないスペースが狙い目だ。このスペースは山形のCBが前に出るか、シャドーがプレスバックしてケアしているのだが、どうしても埋めきれない部分が出てくるし、CBが出てきた場合はその裏のスペースが空いてくる。鹿島はこのスペースに縦パスを打ち込んで、守備を崩しにかかりたいところだ。

 山形はこの天皇杯に合わせてリーグ戦のメンバーを何人か入れ替えてきており、ターンオーバーを図りながらの試合となりそうだ。鹿島は、この3連戦で疲労の濃い選手は休ませながらも、ベンチには入っている選手と主力選手でメンバーを構成し、2回戦のような大幅な入れ替えはなさそうだ。ただ、ACLのなくなった今季はもう今以上の連戦はない。こうしたメンバーを大きく入れ替える機会はこの天皇杯くらいだろう。アピールのチャンスを増やすためには、自分たちの力で勝って次のステージに進む他はない。

天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズモンテディオ山形モンテディオ山形

7月12日(水) 19:00キックオフ
NDソフトスタジアム山形


試合情報(山形公式サイト)
スタジアムの天気
スカパー!(スカチャン1) 放送予定(18:55~)


[鹿島の前節ハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]

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[予想スタメン]
<鹿島>は累積警告
GK
21曽ヶ端準

DF
24伊東幸敏
17ブエノ
3昌子源
22西大伍
MF
40小笠原満男
6永木亮太
11レアンドロ
13中村充孝
FW
8土居聖真
9鈴木優磨
SUB
GK29川俣慎一郎
DF15三竿雄斗
DF23小田逸稀
MF20三竿健斗
MF25遠藤康
FW14金森健志
FW30安部裕葵
監督
大岩剛

欠場予想選手
GKクォン・スンテ(左母指MP関節脱臼で欠場濃厚)
DF町田浩樹(右膝前十字靭帯損傷で欠場濃厚)

FC東京戦から6人入れ替えてきそうだ。レオ・シルバ、ペドロ・ジュニオール、山本、金崎は温存となりそうだ。植田もケガから復帰しているが、今節は大事を取って欠場となりそうだ。

<山形>は累積警告
GK
23富居大樹
DF
4宇佐美宏和
3栗山直樹
13石川竜也
MF
20茂木力也
17中村駿
24荒堀謙次
22イ・ジェスン
10鈴木雄斗
16佐藤優平
FW

9瀬沼優司
SUB
GK28摂津颯登
DF27高木利弥
DF30髙橋成樹
MF8風間宏希
MF25汰木康也
MF29ク・ボンヒョク
FW11阪野豊史

監督
木山隆之

欠場予想選手
DF山田拓巳(右恥骨筋肉離れで欠場濃厚)
MF松岡亮輔(左膝軟骨損傷で欠場濃厚)
FW永藤歩(2回戦退場で出場停止)
FW中山仁斗(右足関節捻挫で欠場濃厚)

前節の山口戦から9人入れ替えてくると予想。中でもここまでリーグ戦チームトップの6ゴールをあげている瀬沼は山口戦を回避しており、コンディションは万全だ。石川と本田は出場すれば古巣対戦となる。


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