タケゴラ

鹿島アントラーズのことを書いています

2017/02


 開幕戦だったFC東京戦は0-1で敗れた。課題が残る内容ではあったが、鹿島にとって下を向いている時間はない。中2日で鹿島はアウェイの地でACLを戦うことになる。

 開幕戦で浮き彫りになった課題は、攻撃面での成熟度だ。それぞれの能力は高いが、連係が噛み合っていないため、ミスが多かったり攻撃が単発で終わってしまい、厚みと迫力が出ないのが現状だ。特に新戦力のP・ジュニオールの融合が上手くいっていないのは明らかで、2トップを組んでいる金崎との息の合ったプレーもまだ見せられていない。とはいえ、3月はまだまだ連戦は続くため、なかなか連係を深める時間は取れないだろう。昨季までのメンバーを軸に戦っていくのも一つの手だが、FC東京戦でもP・ジュニオールのスピードあるドリブルは、独力でもカウンターの場面で十分すぎるほど脅威になっていた。ここは試合を重ねるごとに連係が深まるまで我慢が必要な時間だろう。幸い、全く点が取れてないわけではない。セットプレーなどからチャンスは作れているだけに、チャンスが少なくても確実にモノにしていく決定力を見せていきたいところだ。

 この試合での一番の敵は、今の日本列島とは全く違う気候であるタイの地で、かつ中2日で戦う必要があるということだろう。疲労も溜まりつつあるこの時期に、暑さのあるピッチで試合をするのは鹿島にとってマイナスではあるが、そうした状況に備えて鹿島は昨季と今季に計2回タイを訪れ、実戦を経験している。免疫が全くない訳ではないのはプラスに働くだろうし、今回は何人かの主力は帯同しておらず、ターンオーバーも図られている。影響を最小限に抑える準備は出来ているのである。

 対戦相手であるムアントン・ユナイテッドは昨季のタイリーグの王者であり、タイ代表の選手を何人も抱えているタレント集団だ。また、外国籍選手のレベルも高く、清水や甲府などでプレーした青山直晃もプレーしている。そうした選手たちには注意が必要だが、他の国と違って鹿島やJリーグのチームが苦手とするパワーを前面に押し出したサッカーはしてこない。過去のタイ遠征でもそうだが、むしろフィジカル面では日本人の方が上回る部分も多いため、セットプレーから何度もチャンスを作り出し、得点に繋げてきた。ピッチコンディションが良くないことも予想される。セットプレーは勝利へのカギの一つとして、重要度がより高まりそうな試合になるだろう。

AFCチャンピオンズリーグ グループステージ グループE 第2節
ムアントン・ユナイテッドimage鹿島アントラーズ鹿島アントラーズ

2月28日(火) 21:30キックオフ ※日本時間
スパチャラサイ国立スタジアム


試合情報(鹿島公式サイト)
スタジアムの天気
日テレNEWS24 放送予定(21:15~)


[予想フォーメーション]
myboard

[予想スタメン]
<鹿島>
GK
1クォン・スンテ

DF
24伊東幸敏

5植田直通
3昌子源
15三竿雄斗
MF
6永木亮太
4レオ・シルバ
11レアンドロ
13中村充孝
FW
7ペドロ・ジュニオール
9鈴木優磨
SUB
GK21曽ヶ端準
DF16山本脩斗
DF28町田浩樹
MF8土居聖真
MF20三竿健斗
MF25遠藤康
FW18赤﨑秀平
監督
石井正忠

欠場予想選手
DFブエノ(登録メンバー外で欠場)

今回の遠征には西、金崎、小笠原らは帯同していない。SBは伊東がFC東京戦を足を痛めて欠場したこともあり、山本を右SBで起用する可能性も。前線の組み合わせは流動的だ。


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 Jリーグ開幕、といっても鹿島にとってはそんなに特別な高揚感みたいなものを感じないシーズンなのかもしれない。すでに開幕前に試合を相当数こなし、ゼロックス杯やACLといった公式戦も戦ってきたからであろう。ただ、だからといってこの一戦の重要度が落ちるわけではない。やはり開幕戦はただの34試合のうちの1試合ではない。ここを取るか落とすかで流れが大きく変わってくるだけに、鹿島としては6年ぶりにホームで迎える開幕戦、まずはしっかりと勝点3を掴み取りたいところだ。

 しかし、迎え撃つFC東京はそう簡単に勝てる相手ではない。それは今季大型補強を施したという事実よりも、昨季2ndステージの対戦で敗れている事実の方が余計にそのことを裏付けている。あの試合では、鹿島も中断明けでケガ人が復帰してきたこともありテンション高く試合に入ったはずだったが、FC東京にそれ以上の勢いで上回られ、空回りしたまま終わってしまった試合だった。今回もFC東京はテンション高く試合に入ってくるだろう。それに対して、鹿島がどう迎えるかというのがこの試合の大きなカギになるのは間違いない。

 鹿島としてはそのテンションに耐えつつ、後半で勝負を仕掛けるか、そのテンションを上回る勢いで相手を飲み込むか、の2つの戦い方が大まかに存在するが、個人的には後者を推したいところだ。たしかに、今の鹿島はある程度我慢できる辛抱強さもあるし、後半勝負でも競り勝てる素材も揃っている。ただ、やはり開幕戦は1年の行方を占う試合と考えれば、チームが志すアグレッシブなサッカーで真っ向からぶつかって、その上で勝ちたいところだ。そこで勝てれば大きな自信に繋がるのは間違いないだろうし、幸い過密日程とはいえ選手たちにそこまでの疲労度は見られない。思い切って後方から押し上げて、コンパクトな布陣の中で主導権を握りたいところだ。

 昨季の開幕戦は苦しい流れの中から途中出場の選手たちが流れを変えて勝利を掴み取った。今回も苦しい時間帯は必ず来るだろう。そこを耐えきって、流れを変える選手の台頭に期待したいところだ。絶好調の鈴木はもちろん、P・ジュニオールやレアンドロといった新加入選手のプレーにも注目したい。開幕から、鹿島は全員の力で勝利を狙いにいく。

2017明治安田生命J1リーグ 第1節
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズFC東京FC東京

2月25日(土) 14:00キックオフ
県立カシマサッカースタジアム


試合情報(鹿島公式サイト)
スタジアムの天気
NHK総合 放送予定(13:50~)
DAZN 放送予定(14:00~)


[予想フォーメーション]
myboard

[予想スタメン]
<鹿島>
GK
1クォン・スンテ

DF
22西大伍

5植田直通
3昌子源
16山本脩斗
MF
40小笠原満男
4レオ・シルバ
25遠藤康
8土居聖真
FW
7ペドロ・ジュニオール
33金崎夢生
SUB
GK21曽ヶ端準
DF15三竿雄斗
DF28町田浩樹
MF6永木亮太
MF11レアンドロ
FW9鈴木優磨
FW14金森健志
監督
石井正忠

欠場予想選手
なし

ゼロックス杯のメンバーを軸に、現状のベストメンバーで臨みそうだ。不確定なのは左SBとボランチのレオ・シルバの相方ぐらいか。絶好調の鈴木もベンチでスタンバイ。ベンチ入りの椅子をめぐっても、激しい競争になっている。

<FC東京>
GK
33林彰洋
DF
2室屋成
3森重真人
5丸山祐市
6太田宏介
MF
8高萩洋次郎
37橋本拳人
17河野広貴
38東慶悟
15永井謙佑
FW

13大久保嘉人
SUB
GK1大久保択生
DF4吉本一謙
DF22徳永悠平
MF10梶山陽平
MF23中島翔哉
MF27田邉草民
FW20前田遼一
監督
篠田善之

欠場予想選手
MF米本拓司(右膝前十字靭帯断裂・内側靭帯損傷で欠場濃厚)

新加入選手5人がスタメンに入りそうだ。右SBは徳永、ボランチは梶山や田邉、2列目は左SHに中島を起用して、右に永井を回す可能性もある。




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 昨季、世界を舞台に駆け上がった鹿島が再びその舞台を目指し、アジアへの航海に出る時が来た。2季ぶりのACL、頂点を目指す鹿島はGSの初戦でホームに蔚山現代を迎え撃つ。

 ゼロックス杯から中2日といきなりの過密日程となるが、今季はそれに持ちこたえられるはずの選手層は整っている。むしろ、ゼロックス杯で課題は明確に浮き彫りになった。それを解消するチャンスと捉えられるだろう。課題は守備だ。チームの基本コンセプトは「前線からプレスをかけて、高い位置でボールを奪い、ショートカウンターを狙う」というものだが、チームとしてはそうしたコンセプトが出来ない時にはしっかりブロックを作って守るという共通認識がある。昨季終盤の快進撃は、その2つの守り方を時間帯によって上手く使い分けられたのが大きかった。

 ただ、ゼロックス杯では5トップ気味に前線に張る浦和に対して、数的不利を気にするバックラインと、前から行きたい前線側とで別れてしまい、中盤に大きなスペースを作ってしまい、ボランチの負担を増やしてしまっていた。前半からのそうした流れが、後半の2失点に繋がっている部分があるだけに、もう一度ここは修正しておきたい部分だ。まして、今季はレオ・シルバという独力でボールを奪って流れを変えられる選手が入っているだけに、彼への負担やタスクを無理に増やしてしまうと、そこを外されたときに大きな穴となりかねない。間違いなくスーパーな選手であるだけに、彼の使い方は今季の鹿島のキーになってくる部分であろう。

 対戦する蔚山現代は、全北現代の関係で繰り上げでプレーオフから参戦し、そこを勝ち上がってGSに進出してきた。4-1-4-1(もしくは4-1-2-3)の布陣で戦うが、チーム状態はまだ発展途上のようで、ビルドアップに人数を掛けてしまい前線のパワーが足りない場面や、攻守の切り替え時にポジションにズレが見られる場面が、プレーオフからは散見された。とはいえ、韓国勢らしいパワーやフィジカルは持っており、過去そうした部分に大いに苦戦した鹿島にとっては十二分に警戒して臨む必要のある相手だろう。

 2季前のACLは初戦でつまづき、結果的に3連敗スタートとなってしまったことが最後まで尾を引く結果となった。そのことを考えれば、初戦での勝点3はホームということもありマストと言っていいミッションだろう。鹿島にとってもまだまだチーム力を上げていく必要がある中での試合だが、今季はそうした状態でも勝てるように持ってこられるメンバーとベースは整っている。世界を本気で目指すなら、ここは必ず乗り越えなければならない最初の壁だ。

AFCチャンピオンズリーグ グループステージ グループE 第1節
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズimage蔚山現代FC

2月21日(火) 19:00キックオフ
県立カシマサッカースタジアム


試合情報(鹿島公式サイト)
スタジアムの天気
日テレNEWS24 放送予定(18:45~)


[予想フォーメーション]
myboard

[予想スタメン]
<鹿島>
GK
1クォン・スンテ

DF
22西大伍

5植田直通
3昌子源
16山本脩斗
MF
6永木亮太
4レオ・シルバ
11レアンドロ
9鈴木優磨
FW
8土居聖真
33金崎夢生
SUB
GK21曽ヶ端準
DF24伊東幸敏
DF28町田浩樹
MF13中村充孝
MF20三竿健斗
FW14金森健志
FW18赤﨑秀平
監督
石井正忠

欠場予想選手
DFブエノ(登録メンバー外で欠場)
MF遠藤康(別メニュー調整中で出場微妙)
FWペドロ・ジュニオール(別メニュー調整中で出場微妙)

ケガ明けの永木と山本がスタメンに入りそう。ゼロックス杯から中2日ということもあり、別メニュー調整している選手に無理はさせず、多少の入れ替えはありそうな状況だ。鈴木と土居のポジションは流動的。ブエノは外国人枠の関係でメンバーに入っておらず、ACLはラウンド16まで出場できない。


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