タケゴラ

鹿島アントラーズのことを書いています

2015/10

[現在(2nd第14節終了時)の年間順位表]
赤色が3位以上(CS出場権)の可能性があるチーム(今回取り上げるチーム)
順位チーム試合勝点得点失点得失
1サンフレッチェ広島3165643034
2浦和レッズ3165593425
3FC東京3159412912
4ガンバ大阪3157493415
5川崎フロンターレ3153604614
6鹿島アントラーズ3153533914
7横浜F・マリノス3151443014
8湘南ベルマーレ31423638-2
9柏レイソル314142411
10名古屋グランパス31403643-7
11ヴァンフォーレ甲府31362235-13
12ベガルタ仙台313543430
13アルビレックス新潟31333851-13
14サガン鳥栖31333453-19
15ヴィッセル神戸31323742-5
16松本山雅FC31272749-22
17モンテディオ山形31242244-22
18清水エスパルス31213359-26

[現在(2nd第14節終了時)の2ndステージ順位表]
赤色が優勝(CS出場権)の可能性があるチーム(今回取り上げるチーム)
順位チーム試合勝点得点失点得失
1サンフレッチェ広島1431351421
2鹿島アントラーズ1431261412
3横浜F・マリノス1425231310
4ガンバ大阪142525214
5FC東京142417116
6浦和レッズ142420173
7川崎フロンターレ142328208
8柏レイソル142320164
9湘南ベルマーレ142016142
10アルビレックス新潟141918180
11名古屋グランパス14181825-7
12ヴァンフォーレ甲府14161013-3
13ヴィッセル神戸14132023-3
14サガン鳥栖14131221-9
15ベガルタ仙台14121623-7
16松本山雅FC14121124-13
17モンテディオ山形1410820-12
18清水エスパルス1481127-16

[現時点(2nd第14節終了時)でのCSトーナメント表]
championship_topYagura

[過去10シーズンのデータからの展望]
赤字は残り3試合時点から1位の入れ替わりがあった年
注:()は残り3試合時点での順位と、3位との勝点差

残り3試合時点
1位チーム
残り3試合時点
1位の勝点
全日程終了時
1位チーム
全日程終了時
1位の勝点
2005G大阪57G大阪60
2006浦和65浦和72
2007浦和69鹿島(3位、勝点6差)72
2008鹿島54鹿島63
2009川崎F58鹿島(2位、勝点1差)66
2010名古屋66名古屋72
20116572
2012広島58広島64
2013横浜FM59広島(3位、勝点2差)63
2014浦和61G大阪(2位、勝点5差)63
平均61.266.7
2015広島65

赤字は残り3試合時点から3位の入れ替わりがあった年
青字は残り3試合時点では4位以下にいながら、全日程終了時には3位になったチーム
注:()は残り3試合時点での順位と、3位との勝点差
残り3試合時点
3位チーム
残り3試合時点
3位の勝点
全日程終了時
3位チーム
全日程終了時
3位の勝点
2005鹿島55鹿島59
2006川崎F61G大阪66
2007鹿島63G大阪67
2008名古屋52名古屋59
2009G大阪54G大阪60
2010G大阪56C大阪(4位、勝点4差)61
2011名古屋62G大阪70
2012浦和49浦和55
2013広島57川崎F(6位、勝点6差)60
2014鹿島54鹿島60
平均56.361.7
2015FC東京59

後半戦17試合限定
1位チーム
前半戦17試合終了時
の勝点
全日程終了時
の勝点
積み上げた勝点
2005C大阪235936
2006浦和367236
2007鹿島307242
2008清水195536
2009G大阪236037
2010名古屋357237
2011名古屋317140
2012広島336431
2013新潟205535
2014G大阪246339
平均36.9
2015広島03131
赤字はその年に優勝していないチーム、青字はその年に3位以内に入らなかったチーム
※2015年は2nd第14節終了時。また、2015年は2ステージ制のため、前半戦終了時の勝点は0として計算する。

 今季の年間順位の勝点は例年よりも高いことを踏まえて、まずは年間1位の争いを見ていく。ここは浦和と広島の一騎打ちの可能性が濃厚だ。例年では、ここから勝点を5~6積み上げており、2チームにとって年間1位を目指すのに残り3試合で2勝は最低条件と言えるだろう。ただ、3位のFC東京も次節の浦和戦で勝てれば、浦和と広島の失速が前提ではあるが、望みが生まれてくる。

 年間3位を巡る争いで有力なのはFC東京と、そのFC東京を勝点2差で追うG大阪だ。3位に入るチームも残り3試合で勝点を5~6は積み上げているだけに、ボーダーラインは勝点65当たりになってくるだろう。また、過去の例を見ると勝点6差から逆転したチームもいるだけに、川崎Fと鹿島も3連勝すれば可能性がわずかではあるが出てくるだろう。横浜FMは勝点差が8あるだけに、厳しいと言わざるを得ない。

 2ndステージ優勝争いは、3位以下のチームが全勝かつ1、2位の取りこぼしが前提条件なだけに、広島と鹿島の有力さは揺るがないだろう。平均の勝点にはあと約6と迫っており、最低でも2勝が2ndステージ優勝の目安の一つとなるだろう。また、過去に3位以上に入らなかったチームが後半戦首位のケースは3つあるだけに、鹿島は年間3位に入れなくても、2ndステージ優勝でCSの切符を掴める可能性は十分にあると言っていいだろう。

[CS出場のために]
※◎:確実、○:有力、△:厳しい、×:可能性なし
年間1位年間3位2nd優勝
広島
浦和
FC東京
G大阪
川崎F×
鹿島×
横浜FM×
××
※浦和は1stステージで優勝しているため、CS出場は確定

[各チーム別展望]

サンフレッチェ広島サンフレッチェ広島

先手を取れば勝ちパターン。あとはエースのゴールを

年間順位:1位 2ndステージ:1位
データ(年間):勝点65 20勝5分6敗 64得点30失点
データ(2nd):勝点31 10勝1分3敗 35得点14失点
チーム得点王:ドウグラス(16得点)

<リーグ戦直近5試合の戦績>
相手会場スコア得点者
2nd
第10節
山形NDスタ○3-1(山形)ディエゴ
(広島)ミキッチ、ドウグラス、浅野
2nd
第11節
鳥栖Eスタ△0-0
2nd
第12節
清水アイスタ○5-1(清水)鄭大世
(広島)ドウグラス、水本、浅野2、柏
2nd
第13節
FC東京Eスタ●0-1(FC東京)河野
2nd
第14節
川崎FEスタ○2-1(広島)柴﨑、山岸
(川崎F)大久保

<基本布陣>
myboard

CSに出場できることはほぼ確実だろう。問題は「どの立場でCSに出場するか」である。一番有利な年間1位を目指すこと、悪くても2ndステージ優勝で、1回戦から戦うのは避けたい所だ。現状、守備力はリーグ屈指の安定感を誇っているが、攻撃力は爆発力こそあれど無得点の試合も少なくない。特に先制されて、相手に引かれると攻め手が激減してしまうのが難題だ。残り試合で対戦する甲府やG大阪は守備の安定感が光るチームだけに、先制点を奪って試合を進め、後半に浅野らを活かしたカウンターで追加点を奪う勝ちパターンに持ち込みたい。

<キーマン>
FW佐藤寿人
…DFとの駆け引きで裏を取り、ワンタッチでゴールに流し込む、言わずと知れた広島のエース。今季も順調に得点を積み重ねて2ケタゴールを達成。さらに、中山雅史が持つJ1最多得点記録にあと1と迫っているが、ここに来て足踏みが続き5試合ゴールがない。早く決めてプレッシャーから解放されるためにも、もちろんチームの勝利のためにも、この男のゴールが求められている。

浦和レッズ浦和レッズ

忍び寄る息切れの悪夢。我慢の守備を貫き通せ

年間順位:2位 2ndステージ:6位
データ(年間):勝点65 19勝8分4敗 59得点34失点
データ(2nd):勝点24 7勝3分4敗 20得点17失点
チーム得点王:武藤雄樹、興梠慎三(11得点)

<リーグ戦直近5試合の戦績>
相手会場スコア得点者
2nd
第10節
埼玉○1-0(浦和)高木
2nd
第11節
清水エコパ○4-1(清水)鄭大世
(浦和)森脇、興梠、武藤、柏木
2nd
第12節
鹿島カシマ○2-1(鹿島)遠藤
(浦和)高木、興梠
2nd
第13節
鳥栖埼玉△1-1(浦和)興梠
(鳥栖)吉田
2nd
第14節
G大阪万博●1-2(G大阪)阿部、長沢
(浦和)ズラタン

<基本布陣>
myboard

CSに出ることは確定しているだけに、やはりシードされる年間1位の座を掴むことが現状の目標となるだろう。ただ、リーグ戦ここ2試合勝ちなしと前半戦の勢いから確実に落ちてきているのが気がかりな点である。前半戦耐えていた守備が崩壊こそないものの、あっさりと失点を喫し、攻撃でもチャンスを逸するシーンが増えてきている。こうなると、ここ数年の失速劇が嫌が応にも甦ってきてしまう。しかも、この先の戦いは上位の直接対決2試合と残留争いの相手が1試合と、やりづらい相手を残している。ここは、もう一度1stステージ優勝の原動力となった守備陣の奮闘に期待したいところだ。

<キーマン>
DF槙野智章
…日本代表でコンスタントに試合出場を重ねることで、さらなる飛躍を遂げようとしているCB。今季は持ち前の身体能力を活かした守備で1対1を制する場面が格段に増えている。守備の安定にはこの男の活躍が不可欠。劣勢の場面でも前がかりにならず、どこまで我慢できるかにここ数年からの成長が問われる。

FC東京FC東京

堅守を貫き、前線の個に全てを託せ

年間順位:3位 2ndステージ:5位
データ(年間):勝点59 18勝5分8敗 41得点29失点
データ(2nd):勝点24 7勝3分4敗 17得点11失点
チーム得点王:武藤嘉紀(10得点) ※退団

<リーグ戦直近5試合の戦績>
相手会場スコア得点者
2nd
第10節
神戸味スタ○3-0(FC東京)前田3
2nd
第11節
横浜FM日産ス●0-1(横浜FM)富樫
2nd
第12節
松本味スタ○1-0(FC東京)前田
2nd
第13節
広島Eスタ○1-0(FC東京)河野
2nd
第14節
湘南味スタ●1-2(FC東京)東
(湘南)古林、菊池

<基本布陣>
myboard

武藤の海外移籍後も堅守からワンチャンスを活かした戦いで上位をキープし続けている。しかし、G大阪には1試合でひっくり返される差まで詰められており、ここからはクラブにとって道となるプレッシャーとの戦いになる。守備は相変わらずの安定感を見せており、1失点以内に抑えることが十分期待できるだけに、やはり攻撃陣の奮起がカギだろう。個人の力に頼る部分が大きいが、局面を打開できるタレントは揃っているだけに、セットプレー以外にも得点源を増やしたい。

<キーマン>
MF東慶悟
…運動量とポリバレントさ、またパス、ドリブル、シュートと穴のない万能型アタッカーだ。ここ最近はベンチスタートが続いていたが、前節はスタメンで出場しゴールも奪っている。攻撃の形が少ないFC東京にとって、攻守を繋ぐリンクマンとなるこの男の活躍は、得点増に直結してくるだろう。

ガンバ大阪ガンバ大阪

カギは看板選手のパフォーマンス。随一の選手層で過密日程を乗り切れ

年間順位:4位 2ndステージ:4位
データ(年間):勝点57 16勝9分6敗 49得点34失点
データ(2nd):勝点25 7勝4分3敗 25得点21失点
チーム得点王:宇佐美貴史(19得点)

<リーグ戦直近5試合の戦績>
相手会場スコア得点者
2nd
第10節
鹿島カシマ○2-1(鹿島)鈴木優
(G大阪)宇佐美2
2nd
第11節
松本松本△1-1(松本)オビナ
(G大阪)倉田
2nd
第12節
万博○3-1(G大阪)阿部2、宇佐美
(柏)クリスティアーノ
2nd
第13節
川崎F等々力●3-5(川崎F)大久保2、中村、中野、エウシーニョ
(G大阪)パトリック2、倉田
2nd
第14節
浦和万博○2-1(G大阪)阿部、長沢
(浦和)ズラタン

<基本布陣>
myboard

3冠王者がしぶとく食らいついている。リーグ戦、ナビスコ杯、ACLとの過密日程に加え、代表組が抜け、コンディション調整が難しい中でも、井手口やオ・ジェソクといったバックアップが奮起。結果として3冠に加え、ACL優勝の可能性も残している。ACLの結果次第では、さらに過密日程が続くがここからは一戦も落とせない試合が続き、まさに心身両面でハードな日々が待っている。引き続きのバックアップの奮起はもちろん、やはり沿道やパトリック、そして宇佐美といったスペシャルな個を持つ看板選手たちがその名にふさわしい活躍をすることが、優勝戦線生き残りのカギになるだろう。

<キーマン>
FW宇佐美貴史
…ドリブル、シュートはワールドクラスの青黒の至宝。ただ、守備面は大分改善されたものの、オフザボールの動きにはまだ課題が残り、何よりパフォーマンスに波があり現在は公式戦3試合得点がない。大一番が続く終盤戦だけに、何よりエースの一発でチームを勝利に導きたい。

川崎フロンターレ川崎フロンターレ

好調攻撃陣の破壊力で、奇跡を起こせ

年間順位:5位 2ndステージ:7位
データ(年間):勝点53 16勝5分10敗 60得点46失点
データ(2nd):勝点23 7勝2分5敗 28得点20失点
チーム得点王:大久保嘉人(22得点)

<リーグ戦直近5試合の戦績>
相手会場スコア得点者
2nd
第10節
甲府中銀スタ○3-1(甲府)バレー
(川崎F)大久保、田坂、杉本
2nd
第11節
名古屋等々力○6-1(川崎F)小林、田坂、大久保3、エウシーニョ
(名古屋)闘莉王
2nd
第12節
新潟デンカS○2-1(新潟)山本
(川崎F)小林2
2nd
第13節
G大阪等々力○5-3(川崎F)大久保2、中村、中野、エウシーニョ
(G大阪)パトリック2、倉田
2nd
第14節
広島Eスタ●1-2(広島)柴﨑、山岸
(川崎F)大久保

<基本布陣>
myboard

小林や田坂といった攻撃陣のケガ人が続々と復帰したことで、攻撃陣が破壊力を取り戻し9月からリーグ戦4連勝を達成。失点も少ないが、それを補って余りある攻撃力で撃ち勝つという川崎Fらしい戦い方を続けていたが、大一番と位置付けていた前節の広島戦でATに失点して痛恨の敗北。一気に優勝戦線から後退し、CS進出は風前の灯火となってしまった。ただ、年間3位との勝点差は6だけにまだ完全に諦める数字ではない。好調攻撃陣の力で3連勝して、奇跡を起こしたい。

<キーマン>
MF中村憲剛
…チーム最古参、主将としてチームをけん引し続ける川崎Fの太陽。風間監督が目指すサッカーには欠かせないポゼッション技術の高さを持ち、また一撃必殺のスルーパスでゴールを演出するパサーだ。攻撃陣の活躍にはこの男のお膳立てが不可欠。自身初タイトルのためにもチームを引っ張りたい。

鹿島アントラーズ鹿島アントラーズ

仕留める力はついてきた。後は、いかに耐えられるかだ

年間順位:6位 2ndステージ:2位
データ(年間):勝点53 16勝5分10敗 53得点39失点
データ(2nd):勝点31 10勝1分3敗 26得点14失点
チーム得点王:カイオ、金崎夢生(8得点)

<リーグ戦直近5試合の戦績>
相手会場スコア得点者
2nd
第10節
G大阪カシマ●1-2(鹿島)鈴木優
(G大阪)宇佐美2
2nd
第11節
甲府中銀スタ○1-0(鹿島)金崎
2nd
第12節
浦和カシマ●1-2(鹿島)遠藤
(浦和)高木、興梠
2nd
第13節
神戸ノエスタ○2-0(鹿島)山本、カイオ
2nd
第14節
カシマ○3-2(鹿島)赤﨑、金崎、鈴木優
(柏)鈴木、クリスティアーノ

<基本布陣>
myboard

監督交代後、立て直しに成功したチームは急浮上。G大阪と浦和との直接対決には敗れたが、逆にそれ以外の相手には取りこぼすことなく勝ち続け、2ndステージ優勝が現実味を帯びた位置につけている。ハマった時の攻撃力はリーグ屈指。ケガ人や不調の選手がいながらも、金崎が前線を引っ張り、さらに鈴木優らの若手の活躍も目立つ。逆に劣勢になると、中々その流れを覆すことが出来ないだけに、そこでいかに耐えられるか、いかにその状況をひっくり返せるかが、タイトル獲得のカギになるだろう。

<キーマン>
MF金崎夢生
…今季レンタル移籍で加入したが、もはやチームになくてはならない存在になっている。前線で体を張ってボールを収め、馬力あるドリブルで敵陣を切り裂き、強烈なシュートでゴールを狙う、この男が鹿島の攻撃のスイッチになっている。鹿島が新しい常勝の歴史を作るためには、彼の存在が不可欠だ。

横浜F・マリノス横浜F・マリノス

堅守&個のタレントで急浮上。勢いを持続させて、大逆転を

年間順位:7位 2ndステージ:3位
データ(年間):勝点51 14勝9分8敗 44得点30失点
データ(2nd):勝点25 7勝4分3敗 23得点13失点
チーム得点王:アデミウソン(8得点)

<リーグ戦直近5試合の戦績>
相手会場スコア得点者
2nd
第10節
新潟デンカS△1-1(新潟)大井
(横浜FM)アデミウソン
2nd
第11節
FC東京日産ス○1-0(横浜FM)富樫
2nd
第12節
湘南BMWス△1-1(湘南)永木
(横浜FM)伊藤
2nd
第13節
仙台ユアスタ○3-1(仙台)奥埜
(横浜FM)三門、小林、中村
2nd
第14節
神戸日産ス○2-1(横浜FM)アデミウソン、齋藤
(神戸)渡邉

<基本布陣>
myboard

2ndステージ序盤までは安定感にかけた戦いぶりだったが、メンバーが固定されてくるとリーグ戦9試合負けなしの快進撃を見せ、上位戦線に食い込んできた。伝統の堅守は健在で、さらにここに来て中村、齋藤、アデミウソンといった高いクオリティーを持つ選手たちがその力を発揮。また、喜田や天野純、仲川、富樫といった若手の台頭も目立ってきている。CS出場には厳しい立場にあるが、鹿島との直接対決も残しており、2ndステージ優勝に向けてまだ可能性を残している。この勢いが持続できれば、逆転の可能性もある。

<キーマン>
FWアデミウソン
…U-22ブラジル代表で10番を背負ったこともある世界が注目する逸材。決して1人で打開するタイプでも、ストライカーのタイプでもないが、パス、ドリブル、シュートと全てが高水準にある。強烈な一発も持っているだけに、この男のゴールでチームをさらに上に導きたい。

柏レイソル柏レイソル

可能性は絶望的。それでも太陽王の威信にかけて

年間順位:9位 2ndステージ:8位
データ(年間):勝点41 11勝8分12敗 42得点41失点
データ(2nd):勝点23 7勝2分5敗 20得点16失点
チーム得点王:クリスティアーノ(13得点)

<リーグ戦直近5試合の戦績>
相手会場スコア得点者
2nd
第10節
浦和埼玉●0-1(浦和)高木
2nd
第11節
山形△0-0
2nd
第12節
G大阪万博●1-3(G大阪)阿部2、宇佐美
(柏)クリスティアーノ
2nd
第13節
名古屋○3-1(柏)工藤2、中川
(名古屋)野田
2nd
第14節
鹿島カシマ●2-3(鹿島)赤﨑、金崎、鈴木優
(柏)鈴木、クリスティアーノ

<基本布陣>
myboard

躓いた1stステージと違い、2ndステージは堅守からワンチャンスを活かして勝ち点を積み重ねていたが、9月に入ってから直接対決で星を落とし、また下位相手にも取りこぼし、さらに前節の敗戦でCS出場の可能性は絶望的な状況になってしまった。しかし、「柏スタイル」の構築のために、「柏から世界へ」の挑戦を続けるためにも、ここで歩みを止めるわけにはいかない。リーグ戦をしっかり勝つことで、天皇杯にACL出場の可能性を繋げたいところだ。

<キーマン>
FW大津祐樹
…大きな期待と10番という背番号を背負って復帰したが、度重なる故障に悩まされここまでリーグ戦無得点とその期待を裏切る結果に終わってしまっている。ただ、得点感覚と身体能力、そして何よりそのドリブルは唯一無二の武器。チームに今、流れを変えられるジョーカーがいないことからも、意地を見せてチームに貢献したいところだ。

[上位争い 8チームの対戦スケジュール]
(黒字は直接対決、ホームは太字)
2nd
第15節
2nd
第16節
2nd
第17節
広島甲府(A)G大阪(A)湘南(H)
浦和FC東京(A)川崎F(H)神戸(H)
FC東京浦和(H)柏(A)鳥栖(H)
G大阪仙台(A)広島(H)山形(H)
川崎F横浜FM(H)浦和(A)仙台(H)
鹿島湘南(A)横浜FM(H)名古屋(H)
横浜FM川崎F(A)鹿島(A)松本(H)
清水(A)FC東京(H)新潟(H)

<広島>
苦手とする甲府、G大阪との対戦でどれだけ勝点を稼げるか。最終戦の湘南戦まで可能性を残したい。
<浦和>
ビッグマッチが続くが、対戦成績は悪くない。FC東京戦で勝って勢いに乗りたい。
<FC東京>
浦和戦の勝敗次第で状況が一変するだけに何としても勝ちたい。柏、鳥栖も得意ではないだけに要注意。
<G大阪>
ACLから中3日の仙台戦を乗り切って、広島との大一番に持っていきたいところだ。
<川崎F>
3連勝しか道はないだけに、昨季等々力で完敗を喫したダービーにまずは全精力を注ぐべきだろう。
<鹿島>
順位が上のチームとの対戦はないが、どこも難敵揃い。主力2人を出場停止で欠く湘南戦に真価が問われる。
<横浜FM>
年間、2ndで順位の近いチームを蹴落とせるチャンスが2戦続くだけに、今の勢いで勝って可能性を繋げたい。
<柏>
3連勝は絶対条件。その上で、上位チームの取りこぼしを期待する他はない。

 試合は序盤から激しく動いた。3分、鹿島は小笠原、柴崎、昌子の3人で囲い込んで小林からボールを奪うと、中村に繋ぐ。中村が柏DFの裏に出したボールに抜け出したのは赤﨑。ドリブルで運んだ赤﨑はGKもかわして、無人のゴールに流し込んで、鹿島は幸先よく先制する。しかし、14分だった。柏に秋野のFKからクリスティアーノに合わせられると、これが鈴木大に当たってゴールに吸い込まれてしまい、鹿島はあっという間に追いつかれてしまう。

 先に1点こそ奪ったが、鹿島は前半劣勢の時間が続いた。柏のビルドアップはCBにアンカーの秋野を加えた3枚。これを鹿島は前線の金崎と赤﨑でチェックしなければならず、必然的に数的不利の状況に陥り、前線にボールを運ばれてしまった。また、サイドに追い込んだ場合も、CBを中心としたDFラインが押し上げることが出来ず、連動したプレスをかけることが出来なかった。こうして、鹿島は良い時のリズムを作り出すことが出来ず、また鹿島のビルドアップでも柏が高い位置からプレッシャーをかけてきたことに苦しみ、ボールを柏に支配されてしまう時間が続いた。鹿島はこの展開を修正できず、39分に、鹿島は曽ヶ端のキックから遠藤が輪湖にインターセプトされると、最後は輪湖のパスをクリスティアーノに決められ、鹿島は逆転を許してしまう。終了間際の中村の突破からのシュートも菅野に防がれ、鹿島は前半ビハインドで折り返すことになった。

 後半、鹿島は修正をかけた。最終ラインの位置を押し上げ、柏のカウンターというリスクを負いながらも、前線からのプレスを連動させて、攻撃の時間を増やすことが狙いだったが、これがハマることになる。柏のプレスに前半ほどの勢いがなくなると、鹿島は試合を支配してチャンスを作り出していく。すると、69分だった。鹿島は小笠原からパスを受けた中村がドリブルでDFをかわしてPA内に侵入しシュート。これは菅野に防がれるが、こぼれ球を赤﨑がシュート。これも菅野に防がれたが、そのこぼれ球を金崎が頭で押し込んで、鹿島は同点に追いつく。これで勢いづいた鹿島はさらに攻勢に出るが、中々後1点が奪えない。それでも後半ATに、素早いスタートから抜け出したカイオが抜け出してドリブルを仕掛けクロス。これを鈴木優が押し込み、菅野もセーブしたがゴールラインを割って、鹿島はついに逆転に成功。このまま逃げ切った鹿島が、リーグ戦2連勝で2nd首位の広島の追走にも成功した。

 前半の劣勢時にすぐに修正出来ないのは間違いなく課題だ。DFラインを押し上げることが出来ず、そもそも前線からのプレスがハマらないと、主導権を握れないのはこの先の戦いで致命傷になりかねない。ピッチ内での選手たちの修正力をすぐには上げられないのなら、監督が動かずことも手段の一つのはずだ。ただ、そうした劣勢を耐えきれたこと、粘り強く攻め続けて試合をひっくり返したことは、間違いなく収穫だ。どんなに不格好でも勝ち続けることに意味がある。優勝することでその意味を証明してきたクラブは、今再びその意味を自身でも新たに知るための歩みを続けていく。

[試合記録]
2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第14節
2015年10月17日(土) 14:04キックオフ
県立カシマサッカースタジアム 入場者数:13633人

鹿島アントラーズ鹿島アントラーズ3-2柏レイソル柏レイソル

[得点経過]
3分 <鹿島>赤﨑秀平(今季7点目 アシスト:中村充孝[今季1アシスト目])
14分 <柏>鈴木大輔(アシスト:クリスティアーノ)
39分 <柏>クリスティアーノ(アシスト:輪湖直樹)
69分 <鹿島>金崎夢生(今季8点目)
90+1分 <鹿島>鈴木優磨(今季2点目 アシスト:カイオ[今季5アシスト目])

[ハイライト動画]


[データ]

鹿島項目
15シュート9
10CK5
12FK14
6オフサイド3
0PK0

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[警告・退場]
8分 <柏>キム・チャンス(警告)
37分 <鹿島>ファン・ソッコ(警告 累積3枚目 ※次節出場停止)
49分 <柏>輪湖直樹(警告)
51分 <鹿島>西大伍(警告 累積3枚目 ※次節出場停止)
72分 <鹿島>山本脩斗(警告 累積2枚目)
90+2分 <柏>エドゥアルド(警告)
90+4分 <鹿島>柴崎岳(警告 累積1枚目)

[フォーメーション]
myboard

[出場記録、採点・寸評]
<鹿島>
GK
21曽ヶ端準 5.5 失点シーンに責任はなかったが、前半はバックパスが多く苦しかった。
DF
22西大伍 5.5 攻守共に目立ったプレーはなかった。不運な面もあるとはいえ、累積で次節出場停止。
14ファン・ソッコ 5.5 ポジショニングなどは悪くなかったが、対応の遅れからイエローで次節出場停止。
3昌子源 5.5 後半持ち直したが、前半のDFラインの低さとパスミスは減点材料。
16山本脩斗 5.5 対面したクリスティアーノが2得点に絡んだのはマイナスだが、終盤の運動量は圧巻。
MF
20柴崎岳 5.5 運動量は多かったが、ラストパスのほとんどが相手にカットされた。
40小笠原満男 6 前半はミスが多かったが、後半は何度もチャンスメイクで貢献。
25遠藤康 5 チャンスに絡んだのは数えるほど。2失点目も彼がボールを奪われてからだった。
→MF7カイオ(70分) 6.5 自慢の走力で攻守に貢献。決勝点もアシストした。
13中村充孝 6.5 質の高いパス、ドリブルで2得点に絡む。自身のシュートが決まっていればパーフェクトだった。
→MF19豊川雄太(87分) - 出場時間短く、評価なし。
FW
33金崎夢生 6 淡白なプレーもあったが、しっかりこぼれ球に詰めて1得点。
18赤﨑秀平 6.5
前線での貢献度が高く、得意の飛び出しから1得点も。
→FW34鈴木優磨(83分) 7 短い出場時間で、大仕事。ただのルーキーではない。 MOM
監督
石井正忠 6 前半の劣勢は課題だが、後半に修正。積極的な采配も○。

<柏>
GK
21菅野孝憲 5
DF
27キム・チャンス 5.5
4鈴木大輔 5.5
13エドゥアルド 5.5
22輪湖直樹 5.5
MF
30クリスティアーノ 6.5
25小林祐介 5.5
→FW10大津祐樹(75分) 5.5
17秋野央樹 6.5
→MF8茨田陽生(67分) 4.5
7大谷秀和 6.5
FW
9工藤壮人 6
15武富孝介 5
→MF14狩野健太(HT) 5
監督
吉田達磨 5

<主審>
吉田寿光

[明治安田生命J1 2nd第14節終了時 記録]
<対戦結果>

鹿島3-2
FC東京1-2湘南
横浜FM2-1神戸
清水0-1仙台
G大阪2-1浦和
広島2-1川崎F
新潟2-0松本
鳥栖0-0名古屋
山形0-1甲府

<年間 順位>
順位チーム試合勝点得点失点得失
1サンフレッチェ広島3165643034
2浦和レッズ3165593425
3FC東京3159412912
4ガンバ大阪3157493415
5川崎フロンターレ3153604614
6鹿島アントラーズ3153533914
7横浜F・マリノス3151443014
8湘南ベルマーレ31423638-2
9柏レイソル314142411
10名古屋グランパス31403643-7
11ヴァンフォーレ甲府31362235-13
12ベガルタ仙台313543430
13アルビレックス新潟31333851-13
14サガン鳥栖31333453-19
15ヴィッセル神戸31323742-5
16松本山雅FC31272749-22
17モンテディオ山形31242244-22
18清水エスパルス31213359-26

<2ndステージ 順位>
順位チーム試合勝点得点失点得失
1サンフレッチェ広島1431351421
2鹿島アントラーズ1431261412
3横浜F・マリノス1425231310
4ガンバ大阪142525214
5FC東京142417116
6浦和レッズ142420173
7川崎フロンターレ142328208
8柏レイソル142320164
9湘南ベルマーレ142016142
10アルビレックス新潟141918180
11名古屋グランパス14181825-7
12ヴァンフォーレ甲府14161013-3
13ヴィッセル神戸14132023-3
14サガン鳥栖14131221-9
15ベガルタ仙台14121623-7
16松本山雅FC14121124-13
17モンテディオ山形1410820-12
18清水エスパルス1481127-16

<CS トーナメント表>
※暫定
championship_topYagura

<ゴールランキング>
順位選手名チームゴール
1大久保嘉人川崎F22
2宇佐美貴史G大阪19
3ドウグラス広島16
4豊田陽平鳥栖15
5クリスティアーノ13
6武藤雄樹浦和11
興梠慎三浦和
大前元紀清水
パトリックG大阪
佐藤寿人広島







 天皇杯の敗戦によって、鹿島は早くも今季の3冠の可能性が消滅してしまった。だが、落ち込んでいる暇はない。天皇杯から中2日で、CS出場を目指しているリーグ戦の柏戦を迎えるからだ。CS出場のために必要な2ndステージ優勝に向けてはこの一戦は絶対に勝たなくてはならない一戦である。

 幸い、連戦と言えど天皇杯に出場した主力は山村、赤﨑、遠藤くらいで、両SBや小笠原、金崎といった代えの利かない選手たちのほとんどを休ませることが出来ている。コンディション面ではそれほど大きな不安はないだろう。前線からのプレスをスイッチにして主導権を握る今の鹿島にとって、運動量は自分たちの戦い方が機能するかどうかの生命線。ポゼッション能力に長けた柏相手にも、実行してペースを掴みたいところだ。

 柏の攻撃は中央でリズムを作りながら、サイドに展開してそこからのクロスなどの崩しでゴールを狙うパターンが多い。鹿島としては、中央でリズムを作る段階でプレスの網に引っ掛けてボールを奪えればベストだが、全てがそう上手くいく訳ではない。サイドに振られた時には、柏の工藤らアタッカーはマークを外す技術に長けているだけに、マーカーがマークを見逃さないこと、クロッサーに対してしっかりと寄せに行くことを徹底したいところだ。また、柏は守備時はゾーンで守ることが多いが、それぞれが自身のゾーンを守る意識が強い傾向があるのか、寄せが遅れる場面が目立つ。鹿島としてはアンカーの脇のスペースは、そこでボールを受けられればチャンスに繋がりやすいだけに、攻撃陣はそうした相手守備陣のギャップでボールを受けることを意識したいところだ。

 天皇杯では改めて主力と控え選手との実力差を露呈し、まだまだ誰が出ても戦えるチームへの道のりが長いことを認識する結果となってしまった。しかし、将来的にはそうした全員で戦えるチームになっていかないといけないのは間違いない。そのためには手本となるプレーを見せて、全員が上のレベルに行けるように導くほかはない。今節は、勝者の戦いがどうあるべきなのか、どうしたら試合で勝つことが出来るのか、そうしたことを証明するための戦いでもある。

2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第14節
鹿島アントラー鹿島アントラーズ柏レイソル柏レイソル
10月17日(土) 14:00キックオフ
県立カシマサッカースタジアム

試合情報(鹿島公式サイト)
スタジアムの天気
スカパー!放送予定(13:50~ スカチャン1[CS801])
スカパー!オンデマンド配信リンク(13:50~)

[対戦相手情報]
柏レイソル
2015シーズン(年間):8位 勝点41 30試合11勝8分11敗 40得点38失点
2015シーズン(2nd):6位 勝点23 13試合7勝2分4敗 18得点13失点
鹿島との対戦データ
今季から吉田監督が就任し、新たな「柏スタイル」の構築を目指しているが、ここまではリーグ戦では中位、ナビスコ杯は準々決勝敗退、ACLは健闘したものの準々決勝敗退と悪くはないものの、目標であるタイトル獲得には届いていない状況である。9月はナビスコ杯の1勝以外に公式戦で勝ちがなかったが、前節の名古屋戦では一度は追いつかれながらも工藤の2得点と中川のプロ初ゴールもあって、久々の勝利を飾り、2ndステージ優勝に望みを繋いでいる。陣容を見ると4-1-4-1のフォーメーションで臨むことがほとんどで、GKには守護神の菅野、右SBには韓国代表のキム・チャンスか藤田、CBは鈴木を軸にエドゥアルドや近藤が入り、左SBは共にレフティーの輪湖と山中が入っている。中盤はアンカーに茨田や秋野、インサイドには主将の大谷を軸に、攻撃力のある武富、ベテランの栗澤、若い小林や中川が入る。攻撃陣は、ウィングにチーム得点王のクリスティアーノ、今夏加入したエデルソン、ドリブラーの大津、高い技術を持つ太田らが入り、1トップはエースの工藤が務めることが多い。鹿島にとっては、昨季は敗れたもののカシマでは相性の良い相手で、1stステージの対戦でも植田のプロ初得点で先制して一度は追いつかれたが、カイオと中村の今季初得点で加点して勝利している。

・メンバーリスト

ポジ番号選手名試合-得点
GK1桐畑和繁5-3
16稲田康志0-0
21菅野孝憲26-35
32滝本晴彦(2種登録)0-0
35三浦龍輝0-0
DF2藤田優人7-0
3近藤直也7-0
4鈴木大輔30-2
5増嶋竜也2-0
6山中亮輔9-0
13エドゥアルド25-2
20中谷進之介3-0
22輪湖直樹26-2
23今井智基3-0
27キム・チャンス28-0
29中山雄太1-0
33熊川翔(2種登録)0-0
37湯澤聖人(特別指定)0-0
MF7大谷秀和27-2
8茨田陽生25-0
14狩野健太2-0
15武富孝介25-2
17秋野央樹12-0
19中川寛斗4-1
25小林祐介12-0
26太田徹郎21-1
28栗澤僚一18-0
FW9工藤壮人30-10
10大津祐樹10-0
11エデルソン7-1
30クリスティアーノ30-12
31大島康樹1-0
36浮田健誠(2種登録)0-0
監督吉田達磨1年目
※試合-得点は2015シーズンのリーグ戦の成績。GKの得点の欄は失点。

・直近5試合の結果
大会相手会場スコア得点者
明治安田生命J1
2nd第10節
浦和埼玉●0-1(浦和)高木
ACL
準々決勝第2戦
広州恒大広州△1-1(広州)ファン・ボーウェン
(柏)クリスティアーノ
明治安田生命J1
2nd第11節
山形△0-0
明治安田生命J1
2nd第12節
G大阪万博●1-3(G大阪)阿部2、宇佐美
(柏)クリスティアーノ
明治安田生命J1
2nd第13節
名古屋○3-1(柏)工藤2、中川
(名古屋)野田

・鹿島との対戦成績(リーグ戦のみ)
会場スコア得点者
2013年
第16節
国立● 柏 2-1 鹿島(柏)クレオ2
(鹿島)ダヴィ
2013年
第24節
カシマ○ 鹿島 3-1 柏(鹿島)大迫、ジュニーニョ2
(柏)工藤
2014年
第11節
● 柏 1-0 鹿島(柏)工藤
2014年
第28節
カシマ● 鹿島 2-3 柏(鹿島)西、中村
(柏)レアンドロ、ドゥドゥ、太田
2015年
1st第6節
○ 柏 1-3 鹿島(柏)エドゥアルド
(鹿島)植田、カイオ、中村

[前回対戦時のハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]
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[予想スタメン]
<鹿島>(年間:6位、2nd:2位) ※()は2015年リーグ戦の記録、は累積警告
GK
21曽ヶ端準(20試合20失点)
DF
22西大伍(27試合0得点6アシスト)
14ファン・ソッコ(21試合0得点0アシスト)
3昌子源(25試合3得点1アシスト)
16山本脩斗(24試合3得点1アシスト)
MF
40小笠原満男(25試合1得点1アシスト)
20柴崎岳(25試合5得点10アシスト)
7カイオ(28試合8得点4アシスト)
13中村充孝(14試合1得点0アシスト)
FW
18赤﨑秀平(18試合6得点0アシスト)
33金崎夢生(24試合7得点2アシスト)
SUB
GK1佐藤昭大(10試合17失点)
DF4山村和也(10試合0得点1アシスト)
DF5青木剛(21試合0得点1アシスト)
MF25遠藤康(28試合6得点6アシスト)
FW11ダヴィ(10試合0得点0アシスト)
FW19豊川雄太(3試合0得点0アシスト)
FW34鈴木優磨(3試合1得点0アシスト)
監督
石井正忠

欠場予想選手
MF土居聖真(左第二中足骨骨折で欠場濃厚)
FWジネイ(右膝前十字靭帯と右膝半月板の損傷で欠場濃厚)

天皇杯を休ませた主力が多く戻ってくることになりそうだ。CBは昌子のパートナーが天皇杯を欠場したファン・ソッコかケガ明けの青木か、もしくは天皇杯にも出場した植田や山村なのか読みづらい。ボランチは柴崎が日本代表から戻ってきており、2列目は中村と天皇杯を回避したカイオが先発と予想。遠藤は天皇杯に出場したこともあり、ベンチスタートか。2トップは赤﨑と金崎のコンビを予想。

【KEY MAN】
FW赤﨑秀平
…高いスプリント能力と裏への飛び出しが武器のストライカー。現在好調をキープしているが、リーグ戦は4試合ゴールがない。天皇杯ではチームメイトに厳しい発言も見られただけに、自身は結果を残してその発言に重みを持たせたいところだ。

<柏>(年間:8位、2nd:6位) ※()は2015年リーグ戦の記録
GK
21菅野孝憲(26試合35失点)
DF
27キム・チャンス(28試合0得点)
4鈴木大輔(30試合2得点)
13エドゥアルド(25試合2得点)
22輪湖直樹(26試合2得点)
MF
8茨田陽生(25試合0得点)
25小林祐介(12試合0得点)
7大谷秀和(27試合2得点)
30クリスティアーノ(30試合12得点)
15武富孝介(25試合2得点)
FW
9工藤壮人(30試合10得点)
SUB
GK1桐畑和繁(5試合3失点)
DF2藤田優人(7試合0得点)
DF3近藤直也(7試合0得点)
MF17秋野央樹(12試合0得点)
MF27栗澤僚一(18試合0得点)
FW10大津祐樹(10試合0得点)

FW11エデルソン(7試合1得点)
監督
吉田達磨

欠場予想選手
なし

前節から、アンカーに茨田が秋野に代わって入りそうだ。また、右SBにキム・チャンスが韓国代表帰りということもあって藤田の起用、前線にエデルソンを起用して武富をインサイドに回す可能性もありそうだ。SUBには上記の選手以外に攻撃的な中盤の中川や太田のベンチ入りの可能性もある。

[要注意選手]
FW工藤壮人
…ポストプレーや前線からの守備などソツなくこなし、ゴール前の駆け引きからゴールを奪うストライカー。本来のポジションである1トップに入った前節は、そうした自身の長所を活かして2ゴールを挙げている。

<明治安田生命J1 2nd第14節 対戦カード>
日付時間対戦カード会場
10/17(土)14:00鹿島-柏カシマ
FC東京-湘南味スタ
横浜FM-神戸日産ス
清水-仙台アイスタ
G大阪-浦和万博
広島-川崎FEスタ
18:30新潟-松本デンカS
鳥栖-名古屋ベアスタ
19:00山形-甲府NDスタ

<年間 順位>
順位チーム試合勝点得点失点得失
1浦和レッズ3065583226
2サンフレッチェ広島3062622933
3FC東京3059402713
4ガンバ大阪3054473314
5川崎フロンターレ3053594415
6鹿島アントラーズ3050503713
7横浜F・マリノス3048422913
8柏レイソル304140382
9湘南ベルマーレ30393437-3
10名古屋グランパス30393643-7
11ヴァンフォーレ甲府30332135-14
12ベガルタ仙台30324243-1
13ヴィッセル神戸30323640-4
14サガン鳥栖30323453-19
15アルビレックス新潟30303651-15
16松本山雅FC30272747-20
17モンテディオ山形30242243-21
18清水エスパルス30213358-25
※今節、清水は△だと新潟○、●だと新潟○△で、J2降格が決定

<2ndステージ 順位>
順位チーム試合勝点得点失点得失
1サンフレッチェ広島1328331320
2鹿島アントラーズ1328231211
3FC東京13241697
4浦和レッズ132419154
5川崎フロンターレ132327189
6柏レイソル132318135
7横浜F・マリノス132221129
8ガンバ大阪132223203
9湘南ベルマーレ131714131
10名古屋グランパス13171825-7
11アルビレックス新潟13161618-2
12ヴィッセル神戸13131921-2
13ヴァンフォーレ甲府1313913-4
14サガン鳥栖13121221-9
15松本山雅FC13121122-11
16モンテディオ山形1310819-11
17ベガルタ仙台1391523-8
18清水エスパルス1381126-15

<CS トーナメント表> ※暫定
championship_topYagura

<ゴールランキング>
順位選手名チームゴール
1大久保嘉人川崎F21
2宇佐美貴史G大阪19
3ドウグラス広島16
4豊田陽平鳥栖15
5クリスティアーノ12
6武藤雄樹浦和11
興梠慎三浦和
大前元紀清水
パトリックG大阪
佐藤寿人広島

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