タケゴラ

鹿島アントラーズのことを書いています。「DEAR Magazine」、「ぐるたび」にも寄稿。

2015年09月

 試合前からスタジアムのボルテージは最高潮に達していた。そんな高いテンションのまま始まった試合は、序盤から激しく動いていく。3分、鹿島はカイオが金崎とのワンツーで左サイドを突破すると、グラウンダーのクロスに走りこんだ遠藤が左足で合わせてゴールネットを揺らし、待望の先制点を鹿島はわずか3分で手に入れることに成功する。しかし、喜びに浸っている時間は一瞬で打ち消されてしまう。6分、浦和に左サイドを突破されると宇賀神のクロスから高木に無人のゴールに蹴り込まれ、あっさりと同点に追いつかれてしまったのだ。

 それでもこの試合の主導権を握っていたのは鹿島だった。浦和は4バックを採用し、鹿島の前線の4枚にマンマークで守るやり方を採用したが、それぞれが対人の要素でことごとく鹿島が上回ったため、鹿島は何度も相手の守備を破っていく。特に金崎の存在は圧倒的で、ルーズボールのほとんどをマイボールに変えるその力は、鹿島の攻撃に大きな力を生み出していた。また、良い攻撃は良い守備にも繋がる。鹿島はボールを奪われた直後から、前線で奪い返しにかかっていたため、浦和のビルドアップは完全に制限され、鹿島のボール奪取位置はセンターサークルより前がほとんど、と浦和の選手たちを自陣に侵入させることさえ簡単に許さなかった。それでも、なかなかゴールが生まれなかった。迎えたシュートチャンスは西川の好セーブもあって、ことごとくモノにすることができず、前半は1-1のまま終えることになった。

 後半から動いたのは浦和だった。2枚の選手交代で3バックにシフト。守備で数的有利を作ることで鹿島の攻撃を防ぎ、攻撃では前線に入れたズラタンで起点を作る。これによって鹿島の攻撃は前半ほど勢いはなくなっていった。それでも、鹿島はDFラインを高く保つことで、相手をゴールから遠ざけ、また前線にボールが入った時にCBとボランチで上手く挟み込んで奪うことが出来ていたため、浦和にチャンスは作らせなかった。

 すると時間の経過と共に相手の布陣変更にも慣れた鹿島が再びチャンスを作り出していく。しかし、前半と同じくことごとくそのチャンスをモノに出来ないでいると、落とし穴が待っていた。72分、宇賀神の左サイドのクロスが鹿島DFに当たって、ルーズボールになるとこれを曽ヶ端が昌子と被る形だったとはいえ、痛恨のキャッチミス。そのこぼれ球を興梠に決められ逆転を許してしまうのだった。その後、鹿島は再び猛攻に出るが最後まで浦和ゴールを破ることが出来ずに試合終了。またも浦和に勝てず、あまりにも痛すぎる敗戦を喫してしまった。

 この試合は、内容だけなら鹿島が完全に上回っていたし、大量得点で勝つことも十分に可能だっただろう。それなのに落としてしまった。その要因は、様々な場面での判断ミスだろう。1失点目はマークが遅れもあるが、その中でプレッシャーがかかりきっていないにもかかわらず、DFラインを上げてオフサイドを取ろうとした昌子の判断ミスが大きく、2失点目も曽ヶ端はパンチングで逃げるという判断もアリだっただろう。また、攻撃においてはチャンスを多くは作ったものの、ドリブル、パス、シュートの判断がもう少し的確に出来ていれば、チャンスはもっと増えていただろうし、そのチャンス自体も決めるのがイージーなものに変わっていたであろう。さらに、監督の動きの遅さも悔やまれる点の一つだ。金崎やダヴィら鹿島の前線のフィジカルによって浦和守備陣は確実に消耗していただけに、そこに機動力を加えてかき回す選手交代がもっと早く出来ていれば、状況は変わっていたかもしれない。「たられば」は禁物だが、これらの判断ミスがなければ試合には勝っていただろうし、逆にこういう大一番をモノにするにはそういったミスがあっては勝てないのである。

 もう十分すぎるほどの授業料は払った。タイトルが欲しければ、この授業料の元を取らないといけないのは、言うまでもなく絶対条件だ。

[試合記録]
2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第12節
2015年9月26日(土) 15:04キックオフ
県立カシマサッカースタジアム 入場者数:29030人

鹿島アントラーズ鹿島アントラーズ1-2浦和レッズ浦和レッズ

[得点経過]
3分 <鹿島>遠藤康(今季6点目 アシスト:カイオ[今季4アシスト目])
6分 <浦和>高木俊幸(アシスト:宇賀神友弥)
72分 <浦和>興梠慎三

[ハイライト動画]


[データ]

鹿島項目浦和
27シュート10
9CK3
16FK14
3オフサイド3
0PK0

image
[警告・退場]
なし

[フォーメーション]
myboard

[出場記録、採点・寸評]
<鹿島>
GK
21曽ヶ端準 4.5 守備機会が少なかったが、その少ない一つで痛恨のミス。
DF
22西大伍 5 いつも以上に攻守に淡白なプレーが目立ち、ミスも少なくなかった。
3昌子源 4.5 2失点目はまだしも、1失点目のラインコントロールはあまりにも稚拙。
5青木剛 5.5 守備では安定感が光ったが、攻撃では展開力のなさを露呈。
16山本脩斗 6 ミスもなく安定していただけに、もっと使われてもよかった。
MF
20柴崎岳 5 セットプレー時の精度が、流れの中ではまるでなくチャンスメイクに至らず。
40小笠原満男 6 積極的なプレスで相手の攻撃の芽を次々と摘んでいった。
25遠藤康 6 ゴールシーンは見事だっただけに、それを繰り返してもう一本決めて欲しかった。
→MF8土居聖真(86分) - 出場時間短く、評価なし。
7カイオ 5 アシストは見事だが、多くのシーンで球離れが悪く攻撃の流れを切った。
FW
33金崎夢生 6.5 攻撃で圧倒的な存在感を示した。足りないのはゴールだけ。
11ダヴィ 5
フィジカルは脅威だったが、シュートがことごとく入らなかった。
→FW34鈴木優磨(83分) - 出場時間短く、評価なし。
監督
石井正忠 5 戦前の狙いはハマっただけに、試合中の動きが遅かったのが悔やまれる。

<浦和>
GK
1西川周作 7 MOM
DF
46森脇良太 5.5
5槙野智章 5.5
3宇賀神友弥 5.5
MF
24関根貴大 5.5
8柏木陽介 5.5
22阿部勇樹 5.5
7梅崎司 5.5
→FW21ズラタン(HT) 5
31高木俊幸 6
→MF16青木拓矢(HT) 5.5
19武藤雄樹 6.5
FW
30興梠慎三 6
→FW20李忠成(77分) 6
監督
ペトロヴィッチ 6

<主審>
西村雄一

[明治安田生命J1 2nd第12節終了時 記録]
<対戦結果>

山形1-1仙台
鹿島1-2浦和
湘南1-1横浜FM
清水1-5広島
鳥栖0-1甲府
G大阪3-1
FC東京1-0松本
新潟1-2川崎F
名古屋2-0神戸

<年間 順位>
順位チーム試合勝点得点失点得失
1浦和レッズ2964573126
2サンフレッチェ広島2962622834
3FC東京2956392712
4ガンバ大阪2954442816
5川崎フロンターレ2950544113
6鹿島アントラーズ2947483711
7横浜F・マリノス2945392811
8湘南ベルマーレ29393436-2
9名古屋グランパス29393540-5
10柏レイソル293837370
11ベガルタ仙台293241401
12ヴィッセル神戸29323638-2
13ヴァンフォーレ甲府29322135-14
14サガン鳥栖29313352-19
15アルビレックス新潟29293651-15
16松本山雅FC29242647-21
17モンテディオ山形29212143-22
18清水エスパルス29213357-24
※鹿島は年間1位の可能性が消滅
※8位の湘南以下は年間3位の可能性が消滅
※7位の横浜FMまではJ1残留が確定

<2ndステージ 順位>
順位チーム試合勝点得点失点得失
1サンフレッチェ広島1228331221
2鹿島アントラーズ122521129
3浦和レッズ122318144
4ガンバ大阪122220155
5FC東京12211596
6川崎フロンターレ122022157
7柏レイソル122015123
8横浜F・マリノス121918117
9湘南ベルマーレ121714122
10名古屋グランパス12171722-5
11アルビレックス新潟12151618-2
12ヴィッセル神戸121319190
13ヴァンフォーレ甲府1212913-4
14サガン鳥栖12111120-9
15ベガルタ仙台1291420-6
16松本山雅FC1291022-12
17清水エスパルス1281125-14
18モンテディオ山形127719-12
※13位の甲府以下は2ndステージ優勝の可能性が消滅

<CS トーナメント表> ※暫定
championship_topYagura

<ゴールランキング>
順位選手名チームゴール
1大久保嘉人川崎F19
宇佐美貴史G大阪
3ドウグラス広島16
4豊田陽平鳥栖15
5クリスティアーノ12
6武藤雄樹浦和11
大前元紀清水
佐藤寿人広島
9興梠慎三浦和10
武藤嘉紀FC東京

 前節の甲府戦では多くのチャンスを決めきれないという課題こそ残ったものの、しっかり勝点3とリーグ戦3試合ぶりの無失点を手にして帰ってきた。そして、今節チームは2ndステージの中でも大きな山場を迎える試合に臨む。ホームでの、1stステージ王者にして年間1位の浦和戦だ。

 リーグ戦では、鹿島は浦和相手に10試合勝ちがない。そのすべての試合をコーチとしてベンチから見守ってきた石井監督や選手たちにとっては、忸怩たる思いがあることは間違いない。だが、少なくともその石井監督が浦和戦で初めて指揮を執ることになる今節は、今までの鹿島とは違う鹿島を見せられるだろうし、それが勝利のカギになるはずだ。

 浦和と言えば、やはりその変則的な布陣が大きなポイントであり、これまでの鹿島はそこに悩まされてきた。さらに、今季の浦和はよりゴールへ直線的な攻撃が目立つようになってチャンスの数が増え、また前線からの守備も機能しており、槙野ら守備陣の奮闘も見逃せない、さらに成熟したチームになりつつある。そうしたチームに対して、鹿島がどう戦っていくのか。一つは今までよりも、自ら試合を動かす積極的な試合運びが見られそうだということである。今まではボランチがシャドーにマンツーマンに近い形で付くことで、相手のパスコースを消していく守備の形をとっていたが、今節は前線からのプレスで相手のパスコースを限定して、ボールを奪い取るという重心を前に置いた形になりそうだ。当然、浦和のビルドアップ能力は高く、一筋縄でいく相手ではないが、その相手にも果敢にチャレンジして狙いを表現することが出来れば、勝利は近づいてくるはずだ。

 また、鹿島にとって追い風となりそうなのが、浦和は今節、那須が出場停止で前節に続き4バックを採用してくる可能性が高いということだ。浦和の4バックは相手の攻撃陣をマンツーマンで見ることを考えて採用されたものだが、最後までマークするのか、マークを受け渡すのか、という点が曖昧だったり、マークを気にして前線のプレスに呼応してラインを上げられずに、全体的に間延びしてしまうという、未成熟な面が前節では窺えた。一方で、攻撃面ではWBの位置がいつもより低いため攻撃に参加する回数は減ってくるものの、前線の1トップ2シャドーに広いスペースが与えられ、彼ら3人の連係だけでゴールに迫れるシーンも増えているだけに、DF陣の対応がカギを握ることになるだろう。

 タイトルを狙うチームはこういう大一番をモノにしてさらに勢いづくものだ。そう考えると、ここ数年の鹿島はことごとくこういう試合を落としており、今季もそういった試合が何試合か存在してしまっている。この試合はタイトルへの挑戦権という資格を獲得するための試合でもある。悔しい思いはもうし過ぎた。勝利の凱歌をカシマに轟かせる時は、今だ。

2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第12節
鹿島アントラー鹿島アントラーズ浦和レッズ浦和レッズ
9月26日(土) 15:00キックオフ
県立カシマサッカースタジアム

試合情報(鹿島公式サイト)
スタジアムの天気
スカパー!放送予定(14:50~ スカチャン0[CS800]) ※無料放送
スカパー!オンデマンド配信リンク(14:50~)

[対戦相手情報]
浦和レッドダイヤモンズ
2015シーズン(年間):1位 勝点61 28試合18勝7分3敗 55得点30失点
2015シーズン(2nd):4位 勝点20 11試合6勝2分3敗 16得点13失点
鹿島との対戦データ
ペトロヴィッチ体制4季目の今季は、ここまで1stステージを無敗で優勝すると、2ndステージは連敗などもあったが優勝を射程圏内に捕えられる4位につけており、また年間順位でも首位に立っている。リーグ戦の横浜FM戦、ナビスコ杯の新潟戦と大量失点を喫して敗れたが、その後はしっかりと立て直し、前々節の柏戦では高木の移籍後初ゴールで競り勝つと、前節は清水に一度は追いつかれながら4得点を挙げて連勝と勢いを取り戻して今節に臨む。守備陣は日本代表のGK西川とDF槙野を中心に、空中戦の強い那須や積極的な攻撃参加が持ち味の森脇を擁し、中盤では主将の阿部、司令塔の柏木、サイドを切り裂く関根や宇賀神と個性豊かな面々が揃い、攻撃陣は日本代表の興梠、東アジア杯でブレイクした武藤、好調の高木、ドリブラーの梅崎、スロベニア代表のズラタンなどタレント揃い。陣容はリーグ屈指と言ってもいいほどである。鹿島にとっては2010年の開幕戦以来、リーグ戦では勝ちがない苦手とするクラブの一つである。1stステージでの対戦でも、オウンゴールで先制したものの、カウンターから2失点を許して、逆転負けを喫している。

・メンバーリスト
ポジ番号選手名試合-得点
GK1西川周作28-30
15大谷幸輝0-0
23岩舘直0-0
28福島春樹(特別指定)0-0
大川圭為(2種登録)0-0
山田晃士(2種登録)0-0
DF2加賀健一3-0
4那須大亮26-2
5槙野智章27-2
17永田充4-0
27茂木力也0-0
33橋本和6-0
36岡本拓也2-0
46森脇良太26-2
MF3宇賀神友弥25-1
7梅崎司25-7
8柏木陽介27-3
13鈴木啓太4-0
14平川忠亮7-0
16青木拓矢17-0
22阿部勇樹28-3
24関根貴大26-5
25斎藤翔太0-0
FW11石原直樹4-0
19武藤雄樹26-11
20李忠成21-1
21ズラタン23-7
30興梠慎三21-9
31高木俊幸16-1
監督ペトロヴィッチ4年目
※試合-得点は2015シーズンのリーグ戦の成績。GKの得点の欄は失点。

・直近5試合の結果
大会相手会場スコア得点者
明治安田生命J1
2nd第9節
横浜FM日産ス●0-4(横浜FM)中村、齋藤2、ファビオ
ナビスコ杯
準々決勝第1戦
新潟デンカS●0-5(新潟)山崎、舞行龍、指宿2、R・シルバ
ナビスコ杯
準々決勝第2戦
新潟埼玉○3-0(浦和)阿部2、李
明治安田生命J1
2nd第10節
埼玉○1-0(浦和)高木
明治安田生命J1
2nd第11節
清水エコパ○4-1(清水)鄭大世
(浦和)森脇、興梠、武藤、柏木

・鹿島との対戦成績(リーグ戦のみ)
会場スコア得点者
2013年
第11節
埼玉● 浦和 3-1 鹿島(浦和)那須、興梠、梅崎
(鹿島)野沢
2013年
第29節
カシマ● 鹿島 1-2 浦和(鹿島)大迫
(浦和)那須、原口
2014年
第17節
埼玉△ 浦和 1-1 鹿島(浦和)興梠
(鹿島)柴崎
2014年
第30節
カシマ△ 鹿島 1-1 浦和(鹿島)カイオ
(浦和)李
2015年
1st第13節
埼玉● 浦和 2-1 鹿島(浦和)武藤、関根
(鹿島)O.G.

[前回対戦時のハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]
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[予想スタメン]
<鹿島>(年間:6位、2nd:2位) ※()は2015年リーグ戦の記録、は累積警告
GK
21曽ヶ端準(18試合18失点)
DF
22西大伍(25試合0得点6アシスト)
5青木剛(19試合0得点1アシスト)
3昌子源(23試合3得点1アシスト)
16山本脩斗(22試合2得点1アシスト)
MF
40小笠原満男(23試合1得点1アシスト)
20柴崎岳(23試合5得点9アシスト)
25遠藤康(26試合5得点5アシスト)
7カイオ(26試合7得点3アシスト)
FW
11ダヴィ(8試合0得点0アシスト)
33金崎夢生(22試合7得点2アシスト)
SUB
GK1佐藤昭大(10試合17失点)
DF4山村和也(10試合0得点1アシスト)
MF8土居聖真(26試合6得点4アシスト)
MF13中村充孝(13試合1得点0アシスト)
MF27梅鉢貴秀(8試合0得点0アシスト)
FW18赤﨑秀平(17試合6得点0アシスト)
FW34鈴木優磨(2試合1得点0アシスト)
監督
石井正忠

欠場予想選手
DFファン・ソッコ(ケガで出場微妙)
MF久保田和音(U-18日本代表で欠場)
FWジネイ(右膝前十字靭帯と右膝半月板の損傷で欠場濃厚)

ケガ明けの昌子がファン・ソッコに代わってCBに入る以外は前節と変わらない見込みだ。

【KEY MAN】
DF昌子源
…右膝を痛めて離脱していたが、この大一番で復帰。何よりも期待されるのは対人の強さ。高い個の力を持つ浦和の攻撃陣を抑え込めるかが、鹿島が無失点で試合を進めるための大きなカギになりそうだ。

<浦和>(年間:1位、2nd:4位) ※()は2015年リーグ戦の記録
GK
1西川周作(28試合30失点)
DF
46森脇良太(26試合2得点)
22阿部勇樹(28試合3得点)
5槙野智章(27試合2得点)
3宇賀神友弥(25試合1得点)
MF
8柏木陽介(27試合3得点)
24関根貴大(26試合5得点)
7梅崎司(25試合7得点)
31高木俊幸(16試合1得点)
19武藤雄樹(26試合11得点)
FW
30興梠慎三(21試合9得点)
SUB
GK15大谷幸輝(0試合0失点)
DF17永田充(4試合0得点)
DF33橋本和(6試合0得点)
MF14平川忠亮(7試合0得点)
MF16青木拓矢(17試合0得点)
FW20李忠成(21試合1得点)

FW21ズラタン(23試合7得点)
監督
ペトロヴィッチ

欠場予想選手
DF那須大亮(出場停止)
FW石原直樹(右膝前十字靭帯損傷で欠場濃厚)

前節からの変更点は、CBの那須が出場停止となり、代わって出場停止明けの槙野が入る見込みである点だ。

[要注意選手]
FW高木俊幸
…スピードに乗ったドリブルと強烈なシュートで相手ゴールに迫るアタッカー。移籍後リーグ戦初ゴールを前々節に奪うと、好調を維持して前節は先発で起用され、多くのチャンスを演出した。鹿島にとっては、清水時代にリーグ戦でハットトリックを含む4得点を奪われているイメージの悪いアタッカーでもある。

<明治安田生命J1 2nd第12節 対戦カード>
日付時間対戦カード会場
9/26(土)14:00山形-仙台NDスタ
15:00鹿島-浦和カシマ
湘南-横浜FMBMWス
清水-広島アイスタ
鳥栖-甲府ベアスタ
16:00G大阪-柏万博
18:30FC東京-松本味スタ
19:00新潟-川崎FデンカS
19:30名古屋-神戸パロ瑞穂

<年間 順位>
順位チーム試合勝点得点失点得失
1浦和レッズ2861553025
2サンフレッチェ広島2859572730
3FC東京2853382711
4ガンバ大阪2851412714
5川崎フロンターレ2847524012
6鹿島アントラーズ2847473512
7横浜F・マリノス2844382711
8柏レイソル283836342
9湘南ベルマーレ28383335-2
10名古屋グランパス28363340-7
11ヴィッセル神戸283236360
12ベガルタ仙台283140391
13サガン鳥栖28313351-18
14アルビレックス新潟28293549-14
15ヴァンフォーレ甲府28292035-15
16松本山雅FC28242646-20
17清水エスパルス28213252-20
18モンテディオ山形28202042-22

<2ndステージ 順位>
順位チーム試合勝点得点失点得失
1サンフレッチェ広島1125281117
2鹿島アントラーズ1125201010
3柏レイソル11201495
4浦和レッズ112016133
5ガンバ大阪111917143
6横浜F・マリノス111817107
7FC東京11181495
8川崎フロンターレ111720146
9湘南ベルマーレ111613112
10アルビレックス新潟11151516-1
11名古屋グランパス11141522-7
12ヴィッセル神戸111319172
13サガン鳥栖11111119-8
14ヴァンフォーレ甲府119813-5
15松本山雅FC1191021-11
16ベガルタ仙台1181319-6
17清水エスパルス1181020-10
18モンテディオ山形116618-12

<CS トーナメント表> ※暫定
championship_topYagura

<ゴールランキング>
順位選手名チームゴール
1大久保嘉人川崎F19
2宇佐美貴史G大阪18
3ドウグラス広島15
豊田陽平鳥栖
5武藤雄樹浦和11
クリスティアーノ
大前元紀清水
佐藤寿人広島
9武藤嘉紀FC東京10
10興梠慎三浦和9
レナト川崎F
ピーター・ウタカ清水
パトリックG大阪
レアンドロ神戸

 スコアこそ1-0と鹿島は辛勝のようにも思えるが、実際の試合内容には鹿島と甲府に大きな差があったと言える内容だろう。立ち上がりから、甲府は前節の反省を活かして、DFラインと中盤のブロックの間のスペースを縮めて、コンパクトに引いて守る戦術を採用してきた。これによって、鹿島はボランチの所にそれほどプレッシャーがかからず、フリーで配球することが出来ていた。そこで、鹿島は無理にそのブロックの間に縦パスを入れるのではなく、サイドの裏のスペースに長いパスを通すことで打開を図った。そうしたことでサイドの裏のスペースにダヴィと金崎が走り込み、そこで起点を作ることで相手を押し下げて、チャンスを作り出すシーンが多かった。一方で、守備においても前線からの積極的な守備によって、バレーへのロングボールを制限。これで鹿島のCBは、確実に相手の攻撃を跳ね返すことが出来、ほとんどチャンスを作らせなかった。こうして、前半完全に主導権を握った鹿島だったが、迎えたチャンスを河田の好セーブもあって決めることが出来ず、結局スコアレスで前半を折り返した。

 後半も鹿島の流れは変わらなかった。しかし、スコアレスの時間が長ければ長いほど、甲府の思い通りの展開になり、鹿島には焦りが生じてくる。そうした展開は避けたい中で、鹿島は一瞬のスキを突いた。61分、セットプレーの流れから得たスローインで遠藤がボールを受けると、甲府DFのチェックが甘いことを見逃さなかった遠藤は、中に切れ込み速いクロスを上げた。これに金崎がヘッドで合わせると、ついに甲府の牙城を破り鹿島は先制に成功した。この後、甲府が堀米と松本を投入し、鹿島の左サイドを押し込まれるシーンがやや目立ったが、ピンチにはほとんど至らず。逆に鹿島が2点目を決めて、試合を決めることは出来なかったが、盤石の試合運びでゲームを締めて、試合終了。しっかりと、勝点3を持ち帰ることに成功した。

 何度もあった決定機を一度しかものに出来ず、もどかしい時間が続いてしまったことは課題だが、連敗しなかったこと、概ね狙い通りに試合を進められたことは収穫だろう。2ndステージの頂に立つために、鹿島はしっかりと再スタートを切ることに成功した。

[試合記録]
2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第11節
2015年9月19日(土) 17:04キックオフ
山梨中銀スタジアム 入場者数:12131人

ヴァンフォーレ甲府ヴァンフォーレ甲府0-1鹿島アントラーズ鹿島アントラーズ

[得点経過]
61分 <鹿島>金崎夢生(今季7点目 アシスト:遠藤康[今季5アシスト目])

[ハイライト動画]


[データ]

甲府項目鹿島
5シュート19
5CK6
15FK10
1オフサイド3
0PK0

image

[警告・退場]
26分 <鹿島>ファン・ソッコ(警告 累積2枚目)
32分 <甲府>阿部拓馬(警告)
45+1分 <鹿島>青木剛(警告 累積1枚目)
68分 <甲府>松橋優(警告)

[フォーメーション]
myboard

[出場記録、採点・寸評]
<鹿島>
GK
21曽ヶ端準 6 枠に飛んでくるボールが少なく、守備機会がほとんどなかった。
DF
22西大伍 6 攻守共に概ね安定していたが、阿部拓に奪われてあわやという場面も。
14ファン・ソッコ 6.5 バレーに一歩も引かない守備を見せたが、イエローと決定機逸で減点。
5青木剛 6.5 綻びを見せたのはイエローのシーンぐらいで、的確なカバーリングを見せた。
16山本脩斗 6.5 キレが抜群で何度も左サイドを切り裂き、チャンスに絡んだ。
MF
20柴崎岳 6.5 高い位置でのボール奪取やチャンスメイクが目立った。攻守の切り替えをもっと早くしたい。
40小笠原満男 6.5 プレッシャーがかからなかったこともあって、長短のパスでチャンスを演出した。
25遠藤康 6.5 前を向いてプレーする機会が多く、1アシスト以外に何度も決定機に絡んだ。
7カイオ 6 前線との絶妙な距離感でチャンスに絡む。決定機逸がなければもっと高評価だった。
→FW34鈴木優磨(80分) 6 終了間際に訪れたチャンスは確実に仕留めたかった。
33金崎夢生 7 ポストプレー、積極的なシュート意識、と攻撃の軸となり、決勝点もゲット。 MOM
FW
11ダヴィ 6 シンプルなプレーで攻撃に絡んだ。そろそろゴールが欲しいところ。
→MF8土居聖真(73分) 5.5 貢献度が低い訳ではないが、もっとチャンスシーンに絡みたいところ。
監督
石井正忠 6.5 決定力の低さ以外には、内容的にパーフェクトなゲームだった。

<甲府>
GK
21河田晃兵 6.5
DF
41土屋征夫 5.5
4山本英臣 6
17津田琢磨 5
→MF24松本大輝(67分) 6
MF
16松橋優 5
18下田北斗 5.5
6マルキーニョス・パラナ 5
27阿部翔平 5
FW
23稲垣祥 5
→FW14堀米勇輝(67分) 5
9阿部拓馬 6
10バレー 5
→FW11マラニョン(87分) -
監督
佐久間悟 5.5

<主審>
池内明彦

[明治安田生命J1 2nd第11節終了時 記録]
<対戦結果>

甲府0-1鹿島
仙台1-1湘南
川崎F6-1名古屋
横浜FM1-0FC東京
清水1-4浦和
神戸1-2新潟
広島0-0鳥栖
松本1-1G大阪
0-0山形

<年間 順位>
順位チーム試合勝点得点失点得失
1浦和レッズ2861553025
2サンフレッチェ広島2859572730
3FC東京2853382711
4ガンバ大阪2851412714
5川崎フロンターレ2847524012
6鹿島アントラーズ2847473512
7横浜F・マリノス2844382711
8柏レイソル283836342
9湘南ベルマーレ28383335-2
10名古屋グランパス28363340-7
11ヴィッセル神戸283236360
12ベガルタ仙台283140391
13サガン鳥栖28313351-18
14アルビレックス新潟28293549-14
15ヴァンフォーレ甲府28292035-15
16松本山雅FC28242646-20
17清水エスパルス28213252-20
18モンテディオ山形28202042-22
※鹿島は今節でのJ1残留が確定

<2ndステージ 順位>
順位チーム試合勝点得点失点得失
1サンフレッチェ広島1125281117
2鹿島アントラーズ1125201010
3柏レイソル11201495
4浦和レッズ112016133
5ガンバ大阪111917143
6横浜F・マリノス111817107
7FC東京11181495
8川崎フロンターレ111720146
9湘南ベルマーレ111613112
10アルビレックス新潟11151516-1
11名古屋グランパス11141522-7
12ヴィッセル神戸111319172
13サガン鳥栖11111119-8
14ヴァンフォーレ甲府119813-5
15松本山雅FC1191021-11
16ベガルタ仙台1181319-6
17清水エスパルス1181020-10
18モンテディオ山形116618-12

<CS トーナメント表> ※暫定
championship_topYagura

<ゴールランキング>
順位選手名チームゴール
1大久保嘉人川崎F19
2宇佐美貴史G大阪18
3ドウグラス広島15
豊田陽平鳥栖
5武藤雄樹浦和11
クリスティアーノ
大前元紀清水
佐藤寿人広島
9武藤嘉紀FC東京10
10興梠慎三浦和9
レナト川崎F
ピーター・ウタカ清水
パトリックG大阪
レアンドロ神戸

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