文章が長くなるのが嫌なので、DFとMFはいくつかに分ける予定です。

3岩政大樹(31) D
成績:リーグ戦18試合出場。ナビスコ杯5試合出場。天皇杯1試合出場。スル銀杯1試合出場。

今季は序盤からコンディションが上がらず、スピードで振り切られる場面が目立った。そして、リーグ川崎戦で惨敗を喫すると、カンフル剤的な意味を含めて山村にレギュラーを明け渡し、以降はベンチを温める日々が続いた。それでも、腐らずにトレーニングを重ねて若手の見本になったことやリーグC大阪戦での奮闘は評価に値する。今季限りで鹿島を去るが、まだまだ高さや強さは健在。新天地での活躍を祈る。

4山村和也(24) B
成績:リーグ戦24試合出場3得点。ナビスコ杯3試合出場。天皇杯3試合出場1得点。スル銀杯1試合出場。ベトナム遠征1試合出場。

今季大きく成長した選手の一人。ミスはあるが、もともとあったビルドアップの巧さに加え、身体能力の高さと勝利への執着心が見られるようになり、今では最終ラインの柱と言える存在になった。このままいけば、ブラジル後の代表入りも十分狙える。来季は、五輪代表でキャプテンを任された程のリーダーシップを発揮し、DFラインを統率していってほしい。

15昌子源(21) D
成績:リーグ戦4試合出場。ナビスコ杯1試合出場。PSM水戸戦1試合出場。ベトナム遠征1試合出場。

昨季の飛躍からレギュラー入りを狙った今季だが、PSMの水戸戦とナビスコ杯FC東京戦で、消極的なプレーからミスを連発。その後メンバー外の屈辱も味わうが、リーグFC東京戦でリーグ戦初先発を果たすと、ミスもありながら堂々としたプレーを披露。その後のベトナム遠征でも出色のパフォーマンスを見せる。しかし、中断期間中の練習で負傷し、長期離脱。そのままシーズンを終えてしまった。とはいえ、中断前のプレーが出来れば、レギュラー獲りも十分狙える。

17前野貴徳(25) C
成績:リーグ戦20試合出場。ナビスコ杯4試合出場。天皇杯1試合出場。スル銀杯1試合出場。ベトナム遠征1試合出場。

今季、愛媛から加入。積極的な攻撃参加と高い精度を誇る左足を武器に、一時レギュラーを奪いかけたが、守備時のポジショニングと判断力に難があり定着には至らなかった。特に判断力の点では、リスクを冒すべき所とそうでない所の使い分けが出来ておらず、失点に絡むシーンが見られた。しかし、その攻撃力がアクセントになるのも事実。来季は上記の課題に加え、2列目との連係に磨きをかけて、レギュラー定着を目指したい。