前節ホームで浦和を下して、優勝に王手をかけた鹿島。勝てば文句なしで連覇が決まる今節は、柏と対戦する。

 柏は現在4位。ここ2試合は川崎F、磐田といった上位陣とのホーム連戦で1勝1分の成績を残し、ACL出場圏内となる3位を射程圏内にとらえており、鹿島はもちろん柏にとっても勝利が求められる一戦になる。鹿島は今季、7月にアウェイで柏と対戦しており、その時は前半に柏に先制を許すも、金崎と永木のゴラッソで逆転。その後追いつかれるも、ペドロ・ジュニオールのゴラッソで突き放して、3-2とシーソーゲームをモノにしている。

 柏というチームは戦術に柔軟性があるため、どんな相手にもそれに合わせたやり方で勝点を稼げるチームである。鹿島相手に柏が繰り出してくるのがビルドアップとハイプレスだ。ビルドアップでは常に数的有利を作ってボールを前進させ、ボールが相手に渡ればすぐさま奪い返しにプレスをかけて、相手に満足な攻撃を許さない、この2つのやり方を使い分ける下平監督率いる柏に鹿島は常に苦戦を強いられ、昨季は2敗、今季も前半戦は勝ったとはいえ、内容面では明らかに柏の方が上回っていた試合だった。

 今節もお互いにやり方を大きくは変えてこないゆえに、正直鹿島が内容で劣る展開になってしまうだろう。だが、それと結果は別である。前半戦で鹿島が勝利した最大のポイントは、前線の個の力で押し切ったことにある。エースの金崎はもちろん、ドリブラーとしてもバランサーとしても重宝される土居、一発で展開を打開できるレアンドロ、キープ力とパンチ力ある左足を持つ遠藤と今の鹿島にはアタッカーの駒が充実しており、彼らを柏のDF陣にぶつけ、DFラインを押し下げることで鹿島にも自分たちのペースを握れる時間帯を迎えられるはずだ。ベンチには突破力のあるペドロ・ジュニオールやゴール前での強さを持つ鈴木も控えている。この攻撃陣の力を引き出せれば、鹿島に勝利は近づいてくるだろう。

 そのためにはもちろん守備陣の踏ん張りも欠かせない。チケット完売のカシマスタジアムで、鹿島は全員の力で目標達成に邁進するのみだ。
    
明治安田生命J1リーグ 第33節
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズ柏レイソル柏レイソル
11月26日(日) 13:00キックオフ
県立カシマサッカースタジアム


試合情報(鹿島公式サイト)
スタジアムの天気
NHK総合 放送予定(13:05~)
DAZN 放送予定(12:50~)


[鹿島の前節ハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]
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[予想スタメン]
<鹿島>(1位) ※は累積警告
GK
21曽ヶ端準
DF
22西大伍■■
5植田直通
3昌子源
16山本脩斗
MF

4レオ・シルバ
20三竿健斗
25遠藤康
11レアンドロ■■
FW

8土居聖真
33金崎夢生
SUB
GK1クォン・スンテ
DF24伊東幸敏
MF6永木亮太■■
MF13中村充孝
MF40小笠原満男
FW7ペドロ・ジュニオール
FW9鈴木優磨
監督
大岩剛

欠場予想選手
DF三竿雄斗(別メニュー調整中で欠場濃厚)
MF田中稔也(右第5中足骨骨折で欠場濃厚)

前節と同じスタメンで臨む模様。ベンチにはここ2試合を欠場したペドロ・ジュニオールが復帰しそうだ。

<柏>(4位) ※は累積警告
GK
23中村航輔
DF
13小池龍太
2鎌田次郎
5中山雄太
22輪湖直樹■■
MF
7大谷秀和■■
28栗澤僚一
14伊東純也
19中川寛斗
20ハモン・ロペス

FW

9クリスティアーノ
SUB
GK1桐畑和繁
DF4中谷進之介■■
DF26古賀太陽
MF8武富孝介
MF37細貝萌
FW10大津祐樹
FW11ディエゴ・オリヴェイラ
監督
下平隆宏


欠場予想選手
MF小林祐介(左膝外側半月板損傷で欠場濃厚)
MFキム・ボギョン(累積警告で出場停止)
MF手塚康平(右膝前十字靭帯損傷・右膝外側半月板損傷で欠場濃厚)

前節から1人変更。キム・ボギョンが出場停止となるボランチに栗澤が入る。前節欠場した中谷は復帰濃厚で、先発の可能性もありそうだ。



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