大岩新監督となって2試合目を迎える今節、久々の連勝とホームでの勝利を目指し鹿島は札幌を迎え撃つ。

 札幌で一番の脅威となるのは何と言ってもエースの都倉だろう。日本人離れした身体能力を持つ彼とスピードのあるジュリーニョやフィジカルが武器の金園の2トップをシンプルに活かした攻撃が、今季の札幌において一番のストロングポイントであり、鹿島が抑えなければならないポイントでもある。鹿島としては、CBの個の力なら札幌の攻撃陣を抑えることも可能ではあるだろうが、札幌の攻撃の形を多く作らせること、自分たちの陣内でプレーする時間を長くされることは避けたい。少しでもプレッシャーをかけて、良い形で都倉たちにボールを入れさせないようにしたいところだ。

 札幌は3バックで組み立てをしてくる。中でも左CBの福森は精度の高い左足を持っており、彼のロングボールは札幌の攻撃の一つの形となっている。鹿島としてはボランチの1枚が相手のアンカーを見ることでその部分は消せるだろうが、3バックにどうプレッシャーをかけるのか一つのポイントとなりそうだ。2トップに頑張らせるのか、それともリスクを承知で2列目から1枚加えて3枚で数的同数を作り出すのか、ここでの大岩監督の決断は、勝敗のカギを握りそうだ。

 攻撃面では、札幌のインサイドハーフのプレスをどうかいくぐるか、また5バックをいかに引きずり出してチャンスを作り出すかが攻略のカギとなりそうだ。札幌は2トップがCBにプレッシャーをかけ、インサイドハーフがSBにプレッシャーをかけてくる。鹿島としてはボランチの1枚がDFラインに降りてくることで数的有利を作り出し、ビルドアップを円滑に回したい。5バックをいかに引き出すかは、その前でブロックを作る3ボランチを走らせて、そこの崩しからカバーに5バックが出てくることで引き出すという狙いを今週の練習では実施しているという。鹿島の前線の選手の力なら数的同数になれば十分決定機に繋げられるだけに、こうした形が多く作り出せれば、その分得点のチャンスも増えてくるだろう。

 代表組のコンディションは気がかりだが、この2週間でケガ人が戻りつつあるのは好材料だ。確実に勝点3を手に入れたいこの一戦、中断期間で準備してきた成果が試される。


明治安田生命J1リーグ 第15節
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズimage北海道コンサドーレ札幌

6月17日(土) 18:30キックオフ
県立カシマサッカースタジアム


試合情報(鹿島公式サイト)
スタジアムの天気
DAZN 放送予定(18:20~)


[鹿島の前節ハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]
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[予想スタメン]
<鹿島>(5位) ※は累積警告
GK
21曽ヶ端準
DF
22西大伍
5植田直通
3昌子源
16山本脩斗
MF
40小笠原満男
20三竿健斗
11レアンドロ
13中村充孝
FW
8土居聖真
7ペドロ・ジュニオール
SUB
GK1クォン・スンテ
DF17ブエノ
DF24伊東幸敏
MF6永木亮太
MF25遠藤康
MF33金崎夢生
FW9鈴木優磨
監督
大岩剛

欠場予想選手
DF町田浩樹(右膝前十字靭帯損傷で欠場濃厚)
MFレオ・シルバ(左膝半月板損傷で欠場濃厚)

右SBに伊東に代わって西、ボランチに永木に代わって小笠原、FWに鈴木に代わってペドロが入りそうだ。代表組の昌子とクォン・スンテはコンディション次第になるだろうが、試合前日の合流となるクォン・スンテは今節はベンチで、曽ヶ端の先発が濃厚だ。金崎と遠藤もケガから復帰してきた。

<札幌>(15位) ※は累積警告
GK
25ク・ソンユン
DF
20キム・ミンテ
4河合竜二
24福森晃斗
MF
23マセード
10宮澤裕樹
27荒野拓馬
6兵藤慎剛
38菅大輝
FW

9都倉賢
7ジュリーニョ
SUB
GK1金山隼樹
MF15菊地直哉
MF16前寛之
MF26早坂良太
MF44小野伸二
FW13内村圭宏
FW22金園英学
監督
四方田修平

欠場予想選手
DF増川隆洋(左膝前十字靭帯部分断裂で欠場濃厚)
MF横山知伸(右足首痛で出場微妙)
MF深井一希(左膝前十字靭帯断裂、左膝内側半月板損傷、左膝外側半月板損傷で欠場濃厚)
MF稲本潤一(右膝外側半月板損傷・右膝軟骨損傷で欠場濃厚)

キム・ミンテとマセードが先発に復帰。横山は別メニュー調整中で出場微妙のため、河合が引き続きCBでスタメンとなりそうだ。また、小野が復帰しベンチ入りすると予想。



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