前節、仙台を相手に4ゴールと久々の快勝を果たした鹿島。ここからまた中3日で迎える連戦がGWまで続く形になるが、ぜひとも前節の勢いをそのまま持ち込みたいところ。今節迎え撃つ相手はジュビロ磐田、かつて幾多の名勝負を繰り広げてきたライバルとの「ナショナルダービー」だ。

 鹿島は前節から、先発を昨季から所属している選手たちで構成。これまでは新加入選手の個々の能力の高さを上手く組み込もうと多くスタメンに抜擢してきたが、相手が3バックの可変システムのチームということもあり、連係面で一日の長があるメンバーがピッチに立っており、これが前節は上手くハマっていた。今節もケガの中村に代わってルーキーの安部が2列目に入る以外は、同じメンバーで挑む模様。3バックのチームが相手だと、どうしても数的有利を上手く作り出すことが出来ず、逆に相手に数的有利を作られて押し込まれるパターンが懸念されるが、このメンバーなら臨機応変に対応することが出来るはずだ。

 今節対戦する磐田は前節から3バックを導入している。前線の3人で相手のビルドアップ、特にボランチからの縦パスを制限して、隙あらばボランチと挟み込んで、ボールを奪ってからのショートカウンターを狙っている。SBのサイズの問題も、3人のCBで解消している。逆に攻撃面では、3バックで数的有利を作りながらボールを前進させ、中盤やサイドに置いてギャップを作り出し、そこにボランチを侵入させてチャンスを狙ってくるだろう。個々においても、やはり抜群の左足の精度を持つ中村俊輔は注意しなくてはならない存在であるし、また終盤のスペースが生まれやすい時間帯で投入される推進力のある太田やアダイウトンといったアタッカーにも注意が必要だろう。鹿島としては、サイドからの攻撃が多くなれば磐田の思惑通りなので、いかに中央でボールを引き出し、受けることが出来るか、またその時にボランチをスペースから引きずり出すことが出来れば、磐田の高いDFラインの裏を突くことが出来るだけに、そうした攻撃の形をいかに多く作り出すかが、カギになってきそうだ。

 前節の勝利を単発なもので終わらせてしまっては意味がない。今節も前節の戦いを続けられるメンバーは揃っているだけに、連勝で連戦のスタートダッシュを切りたいところだ。

明治安田生命J1リーグ 第8節
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズジュビロ磐田ジュビロ磐田

4月22日(土) 15:00キックオフ
県立カシマサッカースタジアム


試合情報(鹿島公式サイト)
スタジアムの天気
DAZN 放送予定(14:50~)


[鹿島の前節ハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]
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[予想スタメン]
<鹿島>(2位) ※は累積警告
GK
21曽ヶ端準
DF
22西大伍
5植田直通
3昌子源
16山本脩斗
MF
40小笠原満男
6永木亮太
25遠藤康
30安部裕葵
FW
8土居聖真
33金崎夢生

SUB
GK1クォン・スンテ
DF17ブエノ
DF24伊東幸敏
MF4レオ・シルバ
FW7ペドロ・ジュニオール
FW9鈴木優磨
FW14金森健志
監督
石井正忠

欠場予想選手
MF中村充孝(右太もも裏を痛めて出場微妙)

前節のスタメンから、左SHにケガの中村に代わって安部が入りそうだ。前節欠場した鈴木も復帰し、ベンチ入りが濃厚。

<磐田>(10位) ※は累積警告
GK
21カミンスキー
DF
41高橋祥平
3大井健太郎
35森下俊
MF
40川辺駿
23山本康裕
5櫻内渚
13宮崎智彦
10中村俊輔
11松浦拓弥
FW

20川又堅碁
SUB
GK1八田直樹
DF2中村太亮
MF7上田康太
MF9太田吉彰
MF14松本昌也
MF15アダイウトン
FW18小川航基
監督
名波浩

欠場予想選手
MFムサエフ(ケガで出場微妙)
MF藤川虎太朗(左第5中足骨疲労骨折で欠場濃厚)

前節から3バックを導入し、メンバーも変わらないはずだったが、ムサエフがケガで遠征には帯同しているものの、紅白戦には参加していないとの情報があり、代わりに山本が入る見込み。また、2シャドーに太田が起用される可能性もある。




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