松本山雅FC松本山雅FC
2014シーズン(J2):2位 勝点83 24勝11分7敗 65得点35失点

主力の流出をカバーして、初のJ1へ

<移籍動向>
INポジ選手名前所属OUTポジ選手名移籍先
GK鈴木智幸←栃木GK野澤洋輔→新潟・S(シンガポール)
キローラン菜入←東京V永井堅梧→富山
DF後藤圭太←岡山DF犬飼智也→清水
坂井達弥←鳥栖玉林睦実→愛媛
那須川将大←徳島多々良敦斗→仙台
谷奥健四郎←順天堂大飯尾和也→引退
酒井隆介←京都MFユン・ソンヨル→ソウル・イーランドFC(韓国)
MFドリバ←アメリカMG(ブラジル)FW北井佑季→富山
石原崇兆←岡山サビア→未定
前田直輝←東京V船山貴之→川崎F
柴田隆太朗←拓殖大山本大貴→仙台
FWオビナ←アメリカMG(ブラジル)イ・ジュンヒョブ→未定
池元友樹←北九州
荒田智之←岡山
阿部吉朗←磐田

<寸評>
 
持ち前のハードワークをさらに熟成させて、開幕ダッシュに成功しそのままシーズンを大きな波なく走り切った昨季は、J2参入3年目で念願のJ1昇格を達成。今季はいよいよ初のJ1に殴り込みをかけることになる。
 そんなJ1初参入の松本だがエースの船山と昨季終盤に1トップを務めた山本が退団。クラブはその代役としてフィジカルが武器のオビナ、J2で結果を残してきた石原、荒田、池元らを獲得。J1での活躍は未知数だがひとまず数は手に入れた形だ。また、守備陣でも犬飼と多々良という主力が流出したが、日本代表経験のある坂井ややはりJ2で実績のある後藤、酒井を獲得。クラブの求める高さのあるCBを揃えることに成功した。
 実力では未知数だが、可能性のある選手は揃っている。そうした駒を反町監督がどこまで操れるか、また持ち前のハードワークサッカーがどこまで通用するかが、J1で戦えるかのカギを握りそうだ。

<2015シーズン 予想布陣>
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<ポジション別 分析> ※各ポジションごとに充実度を10点満点で採点。合計は50点満点。
[FW] 6点
1トップはオビナが有力。サブには新たや塩沢、阿部が控える。2シャドーは岩上が不動。残り1枠は池元か石原か。
[MF] 6点
WBは左の岩沼と右の田中は不動。左には那須川と鐡戸、右には飯尾が控える。ボランチは喜山と岩間のコンビが鉄板。ドリバなどもいるがやや層が薄いか。
[DF] 7点
飯田と後藤は3バックの有力候補。残り1枠を坂井と酒井で争う。また、大久保も控えている。
[GK] 7点
守護神は村山だが、鈴木や白井などサブも実力者が揃う。
[監督] 8点
今季もスタイルは不変。J1初挑戦だけに指揮官のスカウティングなども大きなカギに。

合計:34点

<期待の新戦力>
FW9オビナ(←アメリカMG(ブラジル))

エースとしての期待がかかるブラジル人FW。決してスピードのある選手ではないが、フィジカルは強く強烈なシュートやヘディングが武器。この男の得点力がチームのJ1残留の成否を大きく左右することになるだろう。

<3月の公式戦日程>
日付大会
相手会場
3/7(土)J1
1-1
名古屋豊田ス
3/14(土)J1
1-2
広島松本
3/18(水)ナビスコ杯
予選①
鳥栖ベアスタ
3/22(日)J1
1-3
清水アイスタ
3/28(土)ナビスコ杯
予選②
F東京松本

<2015シーズン メンバー>
ポジ番号選手名試合-得点
GK1村山智彦41-35(J2)
21鈴木智幸30-47(J2)
25白井裕人0-0(J2)
35キローラン菜入6-7(J2)
DF2大久保裕樹13-3(J2)
3田中隼磨39-0(J2)
4飯田真輝42-6(J2)
13後藤圭太37-3(J2)
15坂井達弥9-0
16鐡戸裕史19-0(J2)
24那須川将大20-0
28谷奥健四郎
30酒井隆介41-2(J2)
MF5岩間雄大36-1(J2)
6岩沼俊介39-1(J2)
8岩上祐三41-8(J2)
11喜山康平39-4(J2)
17飯尾竜太朗8-0(J2)
19ドリバ
20石原崇兆28-2(J2)
22前田直輝26-3(J2)
26道上隼人2-0(J2)
27柴田隆太朗0-0(J2)
34椎名伸志19-0(J2)
38和田達也1-0(J2)
FW9オビナ
10塩沢勝吾17-2(J2)
14池元友樹42-15(J2)
19棗佑喜5-0(J2)
32荒田智之13-3(J2)
39阿部吉朗20-3(J2)
41柳下大樹3-0(J2)
監督反町康治4年目
※試合-得点は2014シーズンのリーグ戦の成績。GKの得点の欄は失点。