タケゴラ

鹿島アントラーズのことを書いています


 前節、FC東京に敗れ昨年5月以来のリーグ戦連敗を喫した鹿島。これで公式戦4試合勝ちなしと厳しい状況が続く中、今節はホームに名古屋を迎え撃つ。

 名古屋は昨季昇格プレーオフを制して、J1に昇格。今季は昨季活躍した青木やガブリエル・シャビエル、さらに新加入の元ブラジル代表ジョーらを擁して名古屋の風を起こすと意気込んだシーズンだったが、ここまでリーグ戦4連敗中とこちらも苦しい戦いが続いている。特に課題は守備で、この連敗中で喫した失点は10、特にここ3試合は連続して3失点しており、昨季から率いる風間監督のチームが抱えやすい守備の問題が露呈してしまっている状態だ。

 名古屋の守備の問題は無秩序なプレスとそれに耐えうるだけの守備陣の個々の力を擁していないことにある。前節の仙台戦でも前線の3枚が積極的にボールを奪いに行くのはいいのだが、ことごとく仙台にそれをいなされると、連動して前に出たボランチもあっという間に剥がされて、CBがむき出しの状況で相手の攻撃を受けなければならないという苦しい局面にさらされ続けていた。また、クロスに対してボールウォッチャーになってしまう悪癖も抜けきれておらず、マーカーをフリーにしている局面が目立っていた。

 こう見ていると、鹿島にとっては得点の奪いやすい相手にも見えるが、名古屋のコンセプトはボールを握り続けることで相手から攻撃の機会をそもそも取り上げてしまうことにある。鹿島は名古屋のボールポゼッションを阻止しなければ、そもそも攻撃させてもらえないのだ。当然、ボールを奪いに行くためにもプレッシングが求められる場面もあるだろうが、名古屋には和泉や青木といった個の力で打開できるドリブラーが控え、そして前線には足下の技術も高く、起点になれるジョーが君臨している。プレスを外された場合は、彼らに数的同数で対応しなければならないリスクも発生してくるのだ。

 それでも鹿島はアグレッシブにボールを奪いに行くべきだろう。もちろん疲労のことも考えなければならないが、今の鹿島は決定力の問題以前に、チャンスを作ることそのものに課題を抱えている。ボールを繋いで崩せないのなら、ゴールに近い位置でボールを奪って、相手の守備が崩れかけた状態で攻撃をスタートさせるしかないだろう。追加点を奪うこと、そして何より勝つこと。これがチームを上向かせる一番の特効薬になる。

明治安田生命J1リーグ 第8節
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズ名古屋グランパス名古屋グランパス
4月14(土) 14:00キックオフ

県立カシマサッカースタジアム

試合情報(鹿島公式サイト)
スタジアムの天気
DAZN 放送予定(13:50~)

[鹿島の前節ハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]
myboard

[予想スタメン]
<鹿島>(13位)は累積警告
GK
1クォン・スンテ

DF
2内田篤人

5植田直通
3昌子源
23小田逸稀

MF

40小笠原満男
20三竿健斗
8土居聖真
11レアンドロ
FW

10金崎夢生

9鈴木優磨
SUB
GK21曽ヶ端準
DF24伊東幸敏
DF39犬飼智也
MF6永木亮太
MF13中村充孝
FW14金森健志
FW19山口一真
監督
大岩剛

欠場予想選手
DF西大伍(別メニュー調整中で欠場濃厚)
DF山本脩斗(左膝後十字靭帯損傷で欠場濃厚)
DF町田浩樹(膝を痛めて欠場濃厚)
DF安西幸輝(右膝内側側副靱帯損傷で欠場濃厚)
MFレオ・シルバ(左太腿裏を痛めて欠場濃厚)

FWペドロ・ジュニオール(右腹斜筋を痛めて欠場濃厚)
FW安部裕葵(第二腰椎横突起骨折で欠場濃厚)


前節から4人変更。CBに昌子、右SBに内田が復帰。山本が離脱した左SBに出場すればリーグ戦デビューとなる小田、ボランチには小笠原が入る。

<名古屋>
(16位)は累積警告
GK
22ランゲラック
DF
6宮原和也
41菅原由勢
3櫛引一紀
14秋山陽介
MF
8ワシントン
9長谷川アーリアジャスール
29和泉竜司

FW

11佐藤寿人
7ジョー
23青木亮太
SUB
GK16武田洋平
DF2畑尾大翔
MF4小林裕紀
MF32深堀隼平
MF44成瀬竣平
FW13大垣勇樹
FW19押谷祐樹
監督

風間八宏


欠場予想選手
DF新井一耀(左膝前十字靭帯損傷・内側側副靭帯部分損傷・内側半月板損傷で欠場濃厚)
DFホーシャ(ケガで欠場濃厚)
MFガブリエル・シャビエル(左太腿を痛めて出場微妙)
FW松本孝平(左アキレス腱断裂で欠場濃厚)

前節は3バックだったが、今節は4バックの予想。メンバーも3人入れ替え、アンカーにワシントン、前線に佐藤とジョーが入り、青木も含めて3トップを形成する。和泉をウイングに回して、小林の起用もあり得る。また、ガブリエル・シャビエルがベンチ入りする可能性も。


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 前節は湘南にATで失点して今季リーグ戦2敗目を喫した鹿島。アウェイ連戦となる今節、連敗は許されない。そんな鹿島が対戦するのはFC東京だ。

 FC東京は今季からG大阪を3冠に導いた実績を持つ長谷川健太監督が指揮を執っている。そのFC東京は開幕直後こそ苦しんだものの、第4節の湘南戦で今季リーグ戦初勝利を挙げると、そこから前節まで3連勝中で順位を4位にまで上げており、波に乗っている状態で今節を迎えることになる。

 FC東京のやっているサッカーは長谷川監督が率いていたG大阪と同じようなスタイルに変化しつつある。守備では前線から相手に枚数を合わせてプレスをかけていき、攻撃ではシンプルに前線に預けて、そこからポストプレーによる崩しや、サイド攻撃を主流としたスタイルだ。攻撃ではセカンドボールを拾い、守備では時に前線に入り、時に最終ラインにまで戻る、という風に2列目の運動量がかなり求められるスタイルだが、FC東京では東とG大阪では長谷川監督の下でプレーしていた新加入の大森がその役割をこなしている。また、前線からハメにいく分、後ろにはスペースが生まれるのだが、そこはチャン・ヒョンスと森重というリーグでも屈指のCBコンビが個の力を活かしてカバーしている。

 FC東京で気をつけなければならないのは前線のディエゴ・オリヴェイラだ。柏から加入したブラジル人ストライカーは、ポストプレーの質が高く、過去鹿島との対戦でも苦しめられたように、起点を作り出し、相手を押し込む上で大きな働きをしている。また、クロスに対するポジション取りも上手く、現在は3試合連続ゴール中、特に前節の長崎戦ではハットトリックと、絶好調と言っていい状態だ。鹿島にとっては、この男を封じられないと非常に厳しくなってくるだろう。植田と昌子のCBコンビの働きが大きなカギを握る。

 鹿島はリーグ戦6試合で3得点と、依然として得点力不足に苦しんでいる。その要因として挙げられるのが、崩しの部分でFWが加わりすぎるため、フィニッシュの場面でFWがいて欲しい場所にいないということだ。今節は出来る限り同サイドのFW、SH、SB、それにボランチを加えた4枚で局面を打開したいところ。前線の選手の起点を作る動きに呼応して、2列目やSBの選手がそれを追い越して、攻撃に勢いを与えることが出来れば、それがチャンス、ゴールに繋がってくるはずだ。

明治安田生命J1リーグ 第7節
FC東京FC東京
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズ
4月11日(土) 19:00キックオフ

味の素スタジアム

試合情報(FC東京公式サイト)
スタジアムの天気
DAZN 放送予定(18:50~)

[鹿島の前節ハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]
myboard

[予想スタメン]
<鹿島>(12位)は累積警告
GK
1クォン・スンテ

DF
24伊東幸敏

5植田直通
3昌子源
16山本脩斗

MF

6永木亮太
20三竿健斗
22西大伍
14金森健志
FW

8土居聖真
10金崎夢生

SUB
GK21曽ヶ端準
DF2内田篤人
DF39犬飼智也
MF11レアンドロ
MF40小笠原満男
FW9鈴木優磨
FW19山口一真
監督
大岩剛

欠場予想選手
DF町田浩樹(膝を痛めて出場微妙)
DF安西幸輝(右膝内側側副靱帯損傷で欠場濃厚)
MFレオ・シルバ(ケガで欠場濃厚)

MF遠藤康(左大腿二頭筋損傷で欠場濃厚)
FWペドロ・ジュニオール(右腹斜筋を痛めて欠場濃厚)
FW安部裕葵(第二腰椎横突起骨折で欠場濃厚)


前節から4人入れ替えの予想。CBには昌子が復帰、西は2列目に入り金森とのコンビになりそうだ。レアンドロの先発起用の可能性も。

<FC東京>
(4位)は累積警告
GK
33林彰洋
DF
2室屋成
48チャン・ヒョンス
5丸山祐市
25小川諒也
MF
8高萩洋次郎
18橋本拳人
39大森晃太郎
38東慶悟

FW

11永井謙佑
9ディエゴ・オリヴェイラ
SUB
GK1大久保択生
DF4吉本一謙
DF29岡崎慎
MF7米本拓司
MF15久保建英
FW17富樫敬真
FW20前田遼一
監督

長谷川健太


欠場予想選手
DF森重真人(左足首を痛めて欠場濃厚)

前節から1人変更。前節で負傷交代した森重に代わって丸山がCBに入る。


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 アウェイでの上海申花戦は2点のビハインドを追いついて、ACLラウンド16進出を決めた鹿島。中3日でアウェイ連戦となる今節、公式戦3試合ぶりの勝利を目指して湘南と対戦する。

 湘南は今季J1に復帰。開幕戦こそ勝利を飾ったものの、ここまでリーグ戦は連敗中、水曜日に行われたルヴァン杯でも神戸に0-3の敗戦を喫し、決してチーム状態は芳しくない。リーグ戦の前節はC大阪と対戦。一度は岡本のゴールで追いついたものの、終盤に失点して1-2と敗れている。

 湘南と言えばやはり「湘南スタイル」とも言われる、ハイプレスからのショートカウンターという形が武器になっている。長年チームを率いる曺貴裁監督の下で熟成された形は今季も健在であり、今節も鹿島からこのスタイルで高い位置からボールを奪おうと狙っていることだろう。鹿島にとっては、ここで引っかかっているようだと非常に苦しくなるだけに、ビルドアップの質は高めていきたいところだ。今節は、西と犬飼という繋ぎに長けた2人の選手の先発が予想されるだけに、彼らのプレーにも注目したい。鹿島の4バックに対して、湘南は前線の3枚がプレスに来るため、どこかで数的優位を作り出せるはずだ。

 ただ、湘南は決してハイプレス、ショートカウンターだけのチームではない。この試合でも、自分たちのペースに持ち込むために、ボールを持ったら3バックから丁寧に繋いで、サイドから崩して来る形も取ってくるだろう。鹿島にとって、ある程度予想のつくハイプレスよりもこちらのほうが厄介かもしれない。湘南の3バックに対して、鹿島の2トップで出来る限り追わせるのか、中盤のサポートを借りて数的同数に持ち込むのか、札幌戦ではチームとしての意思統一が揃えられなかったことが前半の劣勢を招いた一因だけに、ここの判断をチームで共有できないと二の舞を演じてしまうこともあり得るだろう。

 鹿島としては、終盤まではハイテンポで試合運びをするのは避けたいところだ。相手の土俵で試合をすることになってしまうし、アウェイの上海申花戦から中3日であまりメンバーを入れ替えていないことを考えれば、必然的にスタミナ切れを先に起こすのは鹿島の方になってしまうからだ。こちらがボール保持する時間をなるべく長くして、試合の主導権を握るのがカギになるだろう。ACLで鈴木とレアンドロに初ゴールが生まれているだけに、彼らへのプレッシャーも軽減されているはず。ゴール前までボールを繋ぎ、彼らにボールを託したい。

明治安田生命J1リーグ 第6節
湘南ベルマーレ湘南ベルマーレ
鹿島アントラーズ鹿島アントラーズ
4月7日(土) 19:00キックオフ

Shonan BMW スタジアム平塚

試合情報(湘南公式サイト)
スタジアムの天気
NHK-BS1 放送予定(19:00~)
DAZN 放送予定(18:50~)


[鹿島の前節ハイライト]


[対戦相手の前節ハイライト]


[予想フォーメーション]
myboard

[予想スタメン]
<鹿島>(7位)は累積警告
GK
1クォン・スンテ

DF
22西大伍

5植田直通
39犬飼智也
16山本脩斗

MF

40小笠原満男
20三竿健斗
8土居聖真
11レアンドロ
FW

10金崎夢生

9鈴木優磨
SUB
GK21曽ヶ端準
DF23小田逸稀
MF4レオ・シルバ
MF6永木亮太
MF13中村充孝
FW14金森健志
FW30安部裕葵
監督
大岩剛

欠場予想選手
DF内田篤人(別メニュー調整中で欠場濃厚)
DF昌子源(もも裏の張りで欠場濃厚)
DF伊東幸敏(発熱で出場微妙)
DF町田浩樹(膝を痛めて出場微妙)
DF安西幸輝(右膝内側側副靱帯損傷で欠場濃厚)
MF遠藤康(左大腿二頭筋損傷で欠場濃厚)
FWペドロ・ジュニオール(右腹斜筋を痛めて欠場濃厚)


離脱者が多く、メンバーを入れ替えて臨む。右SBに西、CBに犬飼を起用。ボランチは三竿健が復帰し、小笠原とコンビを組む。2列目は土居とレアンドロ、前線は金崎と鈴木のコンビになりそうだ。

<湘南>
(14位)は累積警告
GK
1秋元陽太
DF
13山根視来
4アンドレ・バイア
8大野和成
MF
10秋野央樹
6石川俊輝
36岡本拓也
23高山薫
18松田天馬
2菊地俊介

FW

9イ・ジョンヒョプ
SUB
GK31後藤雅明
DF29杉岡大暉
DF30島村毅
MF7梅崎司
MF16齊藤未月
FW15野田隆之介
FW17端戸仁
監督

曺貴裁


欠場予想選手
なし

リーグ戦の前節から1人変更の予想。前線にイ・ジョンヒョプが入る。その他、左WBに杉岡、シャドーに梅崎を起用して、菊地をボランチで起用する可能性も。


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