タケゴラ

鹿島アントラーズのことを書いています。「DEAR Magazine」、「ぐるたび」にも寄稿。

<戦績>
[グループリーグ]
グループC
・VSイラン △3-3(得点者:原川、浅野、中島)
・VSクウェート △0-0
・VSオーストラリア ◯4-0(得点者:中島2、矢島、O.G.)
日本はグループC2位で決勝トーナメントへ。

[決勝トーナメント]
準々決勝 VSイラク ×0-1

日本はベスト8敗退

<個人成績>
GK
1櫛引政敏(清水) 3試合出場4失点
18杉本大地(京都) 1試合出場0失点
23ポープ・ウィリアム(
東京V) 出場なし

DF
2川口尚紀(新潟) 3試合出場
3吉野恭平(東京V) 3試合出場
4松原健(大分→新潟) 2試合出場
5西野貴治(G大阪) 4試合出場 ※キャプテン
6山中亮輔(柏→千葉) 3試合出場
15亀川諒史(湘南) 1試合出場
20植田直通(鹿島) 4試合出場
21奈良竜樹(札幌) 出場なし

MF
7原川力(京都→愛媛) 4試合出場1得点
8石毛秀樹(清水) 2試合出場
12為田大貴(大分) 1試合出場
13矢島慎也(浦和) 4試合出場1得点
17幸野志有人(長崎→FC東京) 1試合出場
19秋野央樹(柏) 出場なし
22喜田拓也(横浜FM) 3試合出場

FW
9鈴木武蔵(新潟)4試合出場
10中島翔哉(東京V) 4試合出場3得点
11金森健志(福岡) 2試合出場
14荒野拓馬(札幌) 4試合出場
16浅野拓磨(広島) 3試合出場1得点

監督
手倉森誠

<講評>
 今回の大会ではチームが即席ということもあり、戦術などがまだ浸透しておらず、個人の力で戦う場面が多かった。なので、チームに合う合わないというのをこの場では決めづらく、むしろ個々のアピールの場という印象が強かったように思える。それでも試合が経つにつれて、徐々にチームとして出来上がってきた感はある。
 植田は4試合全てにフル出場。貴重な経験を積んだ。初戦のイラン戦では試合勘の不足もあってかミスが多かったが、時間が経つにつれて徐々に安定してきた。やはりフィジカルの強さは世界でも十分通用する。また、課題だったポジショニングも改善の兆しが見られる。ただ、相手にかわされた時に体ではなく手で止めにいく場面が目立った。ファウルを与え、余計なピンチを招きかねないため改善したい。
 その他に鹿島の選手でこの代表に絡んできそうなのは伊東か。今大会では川口と松原が右SBを務めたが、レギュラーを保証させるプレーを見せたとは言い難い。その他にも亀川や石毛も務めることが出来るためライバルは多いが、鹿島でレギュラーをつかみ、武器である運動量とスピードをアピールし、課題である守備の軽さとクロス精度を改善できれば、監督の目に留まる可能性はある。その他にも豊川や鈴木(栃木に期限付き移籍中)などこの代表に招集経験のある選手たちも、所属クラブでポジションを掴めば再び呼ばれる可能性はある。

8ジュニーニョ(36) C
成績:リーグ戦30試合出場3得点。ナビスコ杯5試合出場1得点。天皇杯3試合出場。スル銀杯1試合出場。PSM水戸戦1試合出場。

今季はシーズンを通して2列目で起用された。自慢のスピードやドリブル、独特のタイミングからのクロスで攻撃にアクセントを加え、結果2列目の左サイドで一番使われた選手となった。守備も軽さが目立つものの、川崎時代を考えれば信じられないほど改善された。ただ、相変わらずシュート精度が低く、今季もリーグ戦はわずか3得点に終わった。また、調子の波が激しく、悪いときには自慢の仕掛けがチームのブレーキになってしまっていた。2013シーズン限りで退団となったが、まだまだ戦える。新天地での活躍を期待したい。

9大迫勇也(23) A
成績:リーグ戦33試合出場19得点。ナビスコ杯7試合出場2得点。天皇杯1試合出場。スル銀杯1試合出場3得点。PSM水戸戦1試合出場1得点。ベトナム遠征1試合出場1得点。

文句なしでチーム唯一のA評価。チームの期待の星はチームに欠かせない大黒柱へと成長した。開幕から好調をキープし、チームをエースとしてけん引。結果を見れば、リーグ戦自己最多の19得点、さらに日本代表にも選出され、東アジアカップのオーストラリア戦と親善試合のオランダ戦ではゴールも挙げるなど世界の舞台でも結果を残した。昨季から花開き始めたシュートとキープ力に加え、今季は守備が成長。プレスからボールを奪い取り、攻撃につなげる姿が何度も見られた。ドイツへ移籍したが、海外でも結果を残し、W杯のピッチで躍動してほしい。

11ダヴィ(29) C
成績:リーグ戦26試合出場10得点。ナビスコ杯8試合出場5得点。天皇杯2試合出場1得点。PSM水戸戦1試合出場1得点。

J2得点王の看板を引っさげ、約2億円の移籍金で鹿島に加入。序盤はその期待に応え、自慢のフィジカルを活かしてゴールを積み上げていった。ただ、チームの守備戦術になじむことが出来ず、大迫に守備の負担がのしかかったため、大迫との共存が問題になっていった。7月にはケガで離脱。9月に復帰するが、1トップを採用したチームではベンチが定位置となってしまった。その後スタメンに復帰したが、10月の浦和戦で軽率なプレーから退場処分を受けると、それによって失くした信頼を取り戻すプレーは最後まで出来なかった。とはいえ、これはダヴィ1人の責任だけではなく、ダヴィの個性を活かしきれなかったチーム全体にも責任がある。2014シーズンは大迫が抜け、FWの軸として期待がかかる勝負のシーズンである。

18中川義貴(20) E
成績:天皇杯1試合出場。

ユース上がりの期待のFWはリーグ戦でベンチ入りするなど飛躍を期待させたが、その直後に足を骨折し離脱。その後、夏に復帰するといきなり天皇杯2回戦にプロ初スタメンで初出場。強引な突破など見せ場は作ったが、スタミナ切れを露呈し、前半で交代。そして、その試合後に再び骨折し、離脱。そのままシーズンを終えてしまい、またチームに無断でのSNS使用が発覚するなど、結果として不本意なシーズンになってしまった。今季はプロとしての人生を懸けたシーズンになるだろう。失った信頼はピッチの上で取り戻すしかない。

19豊川雄太(19) E
成績:公式戦出場なし

プロ1年目は公式戦出場は無かったが、ベンチ入りを何度も経験。積極的に仕掛けていく姿勢が監督の信頼を得た。夏には世代別代表にも招集され、世界の舞台を経験した。来季は公式戦出場を果たし、結果を残して、常にベンチ入りの18人の枠に入りたい。

36赤﨑秀平(22) E

成績:[鹿島]リーグ戦1試合出場。
     [筑波大]天皇杯2試合出場3得点。

4月に鹿島への加入内定が発表されると、同時に初の特別指定選手となった。鹿島ではリーグ第19節大宮戦に出場。試合展開もあって、あまり見せ場は作れなかった。一方、筑波大ではエースとしてチームをけん引。抜群の得点感覚とシュートセンスを活かし、チームを数多くの場面で救った。またユニバーシアードでは得点王も獲得。昨季の大学サッカーの中ではNO.1FWと言っていい存在だった。シーズン終盤は肩の手術のため、試合は欠場したが、鹿島では大迫の抜けた穴を埋める活躍が期待される。

噂されていたブラジル人MF2人のうちの1人の加入が決まりました。ここではその期待の新外国人、ルイス・アルベルトについて取り上げます。

ルイス アルベルト選手が加入(鹿島公式)
 http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/release/41364

[プロフィール]
ルイス・アルベルト(Luis Alberto)
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本名:ルイス・アルベルト・サントス・ドス・サントス(Luis Alberto Santos dos Santos)
生年月日:1983年11月17日(現在30歳)
国籍:ブラジル
ポジション:MF(ボランチ)
サイズ:183cm、80kg

[経歴]
2003~2006年 バイーア(ブラジル) 通算30試合7得点
2005~2006年 アルイティファク(サウジアラビア) 記録不明 ※期限付き移籍
2007年 サンカエターノ(ブラジル) 通算16試合1得点
2007年 クルゼイロ(ブラジル) 通算8試合0得点
2008~2011年 CDナシオナル(ポルトガル) 通算81試合5得点
2012年 SCブラガ(ポルトガル) 通算2試合0得点
2012年 CFRクルージュ(ルーマニア) 通算8試合1得点 欧州CL出場 ※期限付き移籍
2013年 ヴィトーリア(ブラジル) 通算10試合0得点 ※期限付き移籍

[プレースタイル]
このツイートが一番わかりやすいと思います。


プレー動画を見た自分が補足すれば、テクニックがありながら、ブラジル人にありがちな球離れの遅さはあまり見られない。またどちらかというと守備型のボランチだが、前線に飛び出してフィニッシュに絡むことも多い。同じ守備型のボランチに鹿島には梅鉢がいるが、梅鉢が自分から積極的にボールを取りに行くタイプなら、ルイス・アルベルトは自分のプレー範囲に来た所で捕まえるタイプだろう。ボールを奪う際も、手を使ったり、フィジカルにものを言わせて奪い取るのではなく、正当なタックルで奪いに行っていた。実力はかなりのもの。レオ・シルバ(新潟)のように日本で活躍する可能性は十分ある。

プレー動画はこちら。
 

CFRクルージュ時代には欧州CLでマンチェスター・Uからゴールも奪っている。
 

[懸念点]
・日本サッカーへの適応
過去、日本サッカーのスピードの速さに適応できずにJリーグを去っていた外国人は何人もいた。また判定にも慣れなければ、カードホルダーにもなりかねない。

・試合勘のなさ
30歳という年齢ながら、出場試合数が少ないのは気がかり。最後に所属したヴィトーリアでも10試合の出場に留まっており、コンディションに不安がある。

・運動量
動画を見ただけではなんとも言えないが、運動量が決して多いわけではないようである。セレーソのサッカーでは運動量も重要なポイント。特にボランチには縦横無尽に動き回ることが求められる。ポジショニングなどで補えるか。

[現段階での予想布陣]
こちら

[まとめ]
まずは実際に見てみないと何とも言えないというのが正直なところである。ただ、彼が戦力となるなら柴崎を2列目で使うことも出来る。層の薄いボランチの救世主となってくれることを期待したい。また、チーム始動日の1月20日(月)までに更なる補強があることも期待したい。                         

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